「商の都」「水の都」大阪。堂島川の流れのほとり、大阪の街の中心地に建つのが「ANA クラウンプラザホテル大阪」だ。公園やオフィス街、高級飲食店が立ち並ぶ「北新地」など、ビジネスにも観光にも恵まれた環境にある。激戦区大阪の中、IHG・ANA・ホテルズグループジャパンの基本的な姿勢およびANA クラウンプラザホテルのブランドに基づいた人材育成について久米剛総支配人にお伺いした。
福永 1984 年10 月に大阪の中心を流れる堂島川の水辺に「大阪全日空ホテル・シェラトン」として開業されてから32 年。その間、さまざまな変遷を経て今日にいたります。激戦区大阪の中、国内外のお客さまから親しまれるホテルとして現在もなお躍進していらっしゃいます。そこで今回はグループ全体、そしてANA クラウンプラザホテル大阪としての取り組みと、久米総支配人の人材育成に対する取り組みを教えてください。
久米 まずこれまでの経緯をお話いたします。1984 年の開業後、95 年4 月にシェラトンとの提携を解消し、「大阪全日空ホテル」と改称いたしました。そして 2008 年10 月1 日、IHG(インターコンチネンタル ホテルズ グループ)のクラウンプラザ ホテルズ&リゾーツと共同ブランド化し「ANA クラウンプラザホテル大阪」として、リニューアルオープンにいたりました。ビジネス、観光の拠点として国内外の方々に足を運んでいただいております。ANA クラウンプラザホテルは『Your PreciousJourney』をブランドの約束として掲げております。
福永 『Your Precious Journey』とは具体的にどのようなことですか?
久米 “お客様お一人おひとりに、上質で価値のある旅をお届けする”を意味しております。万全の態勢でお仕事をこなせる環境をご提供し、お客さまの成功をあらゆる面でサポートすることに努めております。そのためにクラウンプラザホテルズ&リゾーツの世界基準のサービスとANA ホテルが培ってきた質の高いホスピタリティをご提供します。例えば宿泊においてはANA クラウンプラザホテルのオリジナルの快眠プログラム「スリープ・アドバンテージ」を導入したり、エグゼクティブの方々に向けたクラブフロアもご用意しています。クラブラウンジは今年、関西エリアナンバーワンの広さを持つ会場に生まれ変わります。