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本誌 松沢良治 

ニュースな話&人物クローズアップ アラスカが本格始動

【月刊HOTERES 2016年03月号】
2016年03月17日(木)
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 一世を風靡した西洋レストラン「アラスカ」。昭和3 年8 月15 日、大阪・北浜で創業し、今年で88 周年になる。創業時はテーブルがわずか5 卓、40 坪の大きさ。開業後すぐに評判を呼び、京阪神の財界人や文化人が押し掛け、本格的西洋料理が味わえる大阪唯一の店として関西だけでなく東京までその名はとどろいたという。
 
 初代オーナーは望月豊作氏。横浜ホテルニューグランドで働いていた飯田進三郎を料理長にスカウトし店はスタート。2人のコンビは飲食業界に新しい息吹を醸し出しながら成長していった。
 
 初代が店の基礎を築き、2 代目豊氏が事業を拡大していく。次々と高級レストランを展開する一方、ゴルフ場にもレストランを出店。その後バブル崩壊、リーマンショックなどの荒波をくぐり抜け、昨年10月に逝去。86 歳であった。現在東京5 店、大阪2 店、ゴルフ場レストランなどを入れて全部で17 店体制だ。年商は約24 億円。
 
 2005 年には豊氏の三女薫氏が3 代目社長に就任。「新しい酒には新しい革袋を」という言葉通り、2012 年11 月に完成した「中之島フェスティバルタワー」の2 階に新生「アラスカ」(120 席)を誕生させた。望月薫社長のすべてをつぎ込んだ店だ。
 
 オープニング席上、望月薫社長は

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