海外シェフを招聘したコラボレーションは枚挙に暇がないが、料理やワインのクオリティはもとより、企業の人財力の強さが浮き彫りになるケースは稀だ。
(株)うかい(東京都八王子市、大工原正伸社長)は2月3日と4日、グループ店舗のグリル料理「GRILL UKAI MARUNOUCHI」(東京・丸の内)でフランス・ペリゴールの老舗オーベルジュ「エスプラナード」とのスペシャルディナーを開催した。
こ の催しは同社と懇意な間柄であるパスカル・ブーランシェフが来日し、かの地のテロワール香る良質なメニューでゲストをもてなすもの。ペリゴールの特産であ る黒トリュフを用いたスープに始まり、冷製フォアグラのロティなどの皿が続く。 “エスプラナードへのオマージュ”と称した仔羊のブリオッシュ包みにもフォアグラとトリュフが薫り高く包まれ、デセールにまでトリュフが香るコース。シェ フによる「森の贈り物」に合わせるワインは、誰よりもパスカル氏の料理を知るマダムソフィーがチョイス。2005年ヴィンテージのシャンパーニュにカオー ルのマルベック、シャブリ・グランクリュ、サンセールを経て、カオールで締める構成だ。



