昨今、ホテルの料金も宿泊需給が逼迫する中上昇傾向にあります。一方で、宿泊施設の出張旅費は定額支給が多く、弊社が実施したアンケート調査においても1 万円を超える予算を有する会社は全体の10%弱という結果でした。料金が1万円を超えるビジネスホテルばかりとなると、ビジネスユーザーが利用できる宿泊施設が枯渇することも懸念されます。今後それらビジネス出張者の受け皿としてカプセルホテルがどこまで需要を獲得できる可能性があるのかについて顧客ニーズ調査を行ないました。ビジネス出張の際に、どのようなサービス要素があれば、ホテルではなくカプセルホテルを使用するのかを全国のビジネスユーザー(男性100 名、女性100 名の合計200 名)に対してアンケート調査を行ないました。 今回は当該調査結果も参考としカプセルホテルの市場ニーズを考えてみたいと思います。
第204回
新しい視点 「ホテルの価値」向上理論 〜ホテルのシステム思考〜
第204 回『カプセルホテルの市場ニーズ調査』
【月刊HOTERES 2016年01月号】
2016年01月29日(金)