東京ガーデンテラス全景(南側より)
西武ホールディングズスグループ取締役社長後藤高志氏は、「紀尾井町という歴史的文化度の高い土地で、オフィス、商業施設、住居、ホテルを展開していくことは、グループとしても非常に大きなチャレンジ。観光立国という目標は間もなく観光大国の実現になるとみており、ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町の存在を世界に発信していきたい」と述べた。
スカイロビー/オープンバー(イメージ)
スターウッドホテル&リゾート ワールドワイド上席副社長兼ラグジュアリーコレクショングローバルブランドリーダーのホワイト・H・ハーパー氏は「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町は、急速な成長を遂げているラグジュアリーコレクションブランドを完璧なまでに体現するホテルとなるだろう。当ブランドはこのほど、30 カ国以上で合計 100 ホテルを展開するまでに成長し、ユネスコ世界遺産のある京都から日本の首都・東京の中心地まで、ラグジュアリーコレクションはお客さまにこの上ない旅の体験をご提供することを目指している。現在インバウンド数は増えているが、うちラグジュアリー増は35%未満とされている。今後、沖縄や箱根でも検討しており、LCCや公共交通網の発展により、日本の観光はさらに発展する見込み」と述べている。
スターウッドは昨年4軒の新規ホテル案件を公表し、うち北海道の3軒をすでに開業。2016年に入り早々に今回の東京でのラグジュアリーコレクションの発表など、その勢いは目覚ましい。
ザ・プリンスギャラリー スイート(イメージ)
プリンスホテル最高峰とする「ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町」はホテル・オフィス棟の30階~36階に位置。高層から広がる眺望と内装が一体感を持たせ、景色が額縁の中のデザインとし、美術館(=Gallery)にいるような雰囲気、浮揚感を特徴としている。全250室とプリンスホテル市場最小規模。44㎡~、1泊6~59万円を予定。初年度はインバウンド60%、2018年には70%を見据えている。七つの料飲施設のうちメインは日本料理、バーは二つ備える。サービスにつては、スターウッドのグローバル要素を加味しながらも、これまでのプリンスホテルのブランドには属さない集大成的な存在・最高級ホテルとして位置づけていくとしている。
オールデイダイニング(イメージ)