「 Four Seasons Suite」のベッドルーム
ジョルジュサンクはスイートを含めて全244 室の魅力あふれる客室を用意している。筆者にアサインされた部屋は約60㎡の広さがある「Four Seasons Suite」で、気品あるスイートに付帯したテラスからパリの街並みが楽しめる。ホテルの中心に位置するのがゴージャスなラウンジ「La Galerie」で、ピアノの生演奏が入り至高の時間が流れる。手前には英国流の重厚なメインバー「Le Bar」があり、いちばん奥にメインダイニング「Le Cinq」を配置している。「Ledoyen」で采配を振るった3ツ星スターシェフの クリスチャン・ル・スケールが2014 年に就任して、高い評価を得ている。一方、カジュアル感覚の「LeGeorge」が新設され、地中海料理が人気だ。スパ施設「TheSPA」はパリで最も洗練されたスパとして評価が高く、宮殿風のスイミングプールやフィットネスジムも充実している。
ジョルジュサンクはシャンゼリゼ通りから一歩奥へ入った魅力的なロケーションで、客層が極めて良いことではパリ随一との定評がある。宿泊客一人当たりの従業員の数は一般の高級ホテルの3 倍ともいわれ、リピーター客が多いのも納得で、真のホスピタリティを体感できる。日本人客には日本語の新聞や日本茶、そして浴衣まで用意される。「Le Cinq」では和朝食も可能という徹底ぶりがうれしい。