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本誌 松沢良治 ニュースな話&人物クローズアップ 

世界の「マウンテン・リゾート」を目指して

【月刊HOTERES 2015年12月号】
2015年12月18日(金)
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「草津は年間300 万人の入込客数があり、そのうち200 万人が宿泊者。残り100 万人の2 割を宿泊者に変えたい」と語る小林恵生(よしのぶ)氏
 
 長い歴史を持つ草津。泉質がいいのに加えて、スキーリゾートとしても有名だ。自然がいっぱいの癒やしの宿として多くの人に愛されている。その草津にもインバウンドの外国人が多く訪れるようになっている。
 
 標高1200m、山間に抱かれるような遠く離れた草津にも外国人が訪れるようになって、草津の旅館街は明らかに変わり始めている。積極的に受け入れて喜んでリピーターになってもらおうと各旅館は知恵を絞っている。
 
 草津の宿泊施設はペンションなども入れて約120 件。そのうち8 割は10 室前後の小規模旅館だ。残りの2 割の大半が20 ~ 300 室の規模となり大規模旅館に分類される。
 
 最もインバウンドを受け入れている施設は「草津ナウリゾートホテル」。客室数は154 室。年間11 万人を迎え入れているが、このうちインバウンドは10%。草津の施設旅館の中では断トツの数字だ。昨年対比で約2 倍の伸びというからすごい。
 
 草津ナウリゾートの専務取締役小林恵生氏(姉妹宿泊施設である138 年の歴史も持つ旅館「奈良屋」の6 代目)は次のように語る。

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