休祝日が多く客足堅調、残暑の中、冷たい商品と季節メニューが共存
9月は2 度の三連休と日曜日が1日多い曜日周りで、客足は堅調に推移した。また9 月までの累計訪日観光客数が昨年1 年間をすでに上回り、売上増に寄与した。天候面では、全国的に残暑が厳しく、各地で9 月の観測史上最高の気温を記録し、冷たいドリンク類などが売れた。加えて季節定番メニューも堅調な売れ行きを見せ、外食全体の売上は前年比108.2%となった。
ファーストフード業態は、全体売上は前年比106.9 % となった。「洋風」は月見シーズンの定番メニューが好評で104.1%。「和風」は、季節メニューと割引キャンペーンで集客し、111.0%。「麺類」は雨天が少なく人出が増え、サイドメニューの売上も好調で110.8%となった。「持ち帰り米飯/ 回転寿司」は、CM が奏功。
加えて、訪日外国人需要などにより105.1%。「その他」は、「アイスクリーム」が休祝日の増加と残暑の影響で111.8%となった。
ファミリーレストラン(FR)業態の全体売上は111.5%。「洋風」は、フェア商品やタレントを起用したCM などで集客し、113.3 %。「和風」は、松茸や鮭などの秋の食材フェアが奏功し、スマホアプリでの若年層へのアピールも加わって112.6%となった。「中華」は、割引クーポンで集客し、108.4%。「焼き肉」は、昨年度好評のキャンペーンを今年も展開し、107.2%。
パブ・居酒屋業態は、初旬に台風の影響を受けるも、2 度の三連休で集客好調、季節の新メニューの好評、引き続き好調なビールの売れ行きで、104.2%となった。
ディナーレストラン業態は、日曜日が1 日多く、集客が順調。底堅い訪日需要もあって105.6%。
喫茶業態では、残暑が厳しく冷たいドリンクの売れ行きが伸び、ショッピングセンターや百貨店で客足が増え、売上は110.1%。
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