10月、日本政府観光局は8月の訪日外国人旅行者数が前年同月比63.8%増の181万7100人で、8月としては過去最多だったと発表した。また、2015年に入ってからの訪日客は9月10日時点で1342万4000人、過去最多だった14年実績(1341万3400万人)をすでに上回っており、観光庁も、2015通年での見通しを1800万人から1900万人に上方修正するなど、訪日観光対策は急務となっている。
SYSは今回の提携により、国内における数千のホテルにおいて、2016年1月よりペイパルを決済手段のひとつとして導入することが可能となる。ペイパルを導入した理由としてSYSの杉田代表取締役は以下のように述べている。
「ペイパルは17年以上の実績のある決済手段として、その高い安全性と利便性に加え、世界中ですでにネット決済、とくに越境 EC などの国際決済でグローバルスタンダードとして 203の国と地域で1.7億人が利用しており、急増する訪日観光客が求める決済手段としてホテルや観光関連のビジネスにとっては導入は不可欠になると考えています。例えばペイパルは24時間の不正取引監視システムに始まり、カード情報をホテル側と共有せずに決済できること、また何かあった場合24時間365日20言語で電話対応するカスタマーサポート、そして不正にあった場合、消費者を保護する「買い手保護制度」など、安心・安全な決済として認識されているので、ロゴをホテルのサイトに掲載するだけで、初めてサイトを訪れるユーザーにとって、安心感を提供できるのは、非常に重要な「おもてなし」です。 」
ペイパルの導入によるホテルのメリットは、たとえばペイパル決済ではカード情報を直接取り扱う必要がないため、情報流出などのリスクが軽減できること、最短三日で銀行へ出金できるのでキャッシュフローが改善できること、何か不正にあった場合でも「売り手保護制度」により被害額をペイパルが負担することなどが挙げられる。
■SYSについて
SYSは1999年9月に設立。ホテルを対象としたオンライン予約システム(後の「SUITE」の原型)を2000年4月に開発しました。同年7月には「サイバーチェックイン」「サイバーコンシェルジュ」など、今日におけるBTO(Build to Order=カスタマイズ商品)の原型となるオンライン予約システム、サービスを開発。01年5月には高級ホテルの当日予約限定サイト「yoyaQ.com」をリリースし、宿泊産業に明るい話題を提供しました。
その後もホテル向け総合ホスピタリティーソリューションシステム「SUITE」やWEB予約システム「OPTIMA」など、予約に関わるソリューションの開発・提供を通じて、ホテル・レストランの予約、とりわけ直販チャネルにおける予約システムとサービスで着実に実績を伸ばしています。
創業以来、自らを「予約を通じて喜びを創造するスペシャリスト集団」と称するSYSは、新たなステップとしてJALダイナミックパッケージなど仕入システム開発の受託、スマートフォン対応や個人旅行者向けの宿泊プランのカスタマイズ強化を施した予約システム「OPTIMA S」、地域全体の情報を集客の武器にし、インバウンドゲスト集客にも寄与する「ローカル・エクスペリエンス・マーケティング」が可能なプラットフォーム「たびレシピ」をはじめ、数々の新サービスをリリースしています。「予約で、未来にたくさんの笑顔を」というスローガンのもとに、観光産業のシステムパートナーから、生活者と事業者のダイレクトマッチングによるマーケティングパートナーへの道を歩んでいます。
https://www.sys.ne.jp/
■ペイパルについて
ペイパルは1998年に設立以来、お金のやりとりをもっと自由に、もっと安全にすることを目指し、一貫してデジタル決済のイノベーションに努めてきた米シリコンバレーのテックカンパニーです。 ペイパルは、消費者に対して安心・便利なネット、リアルそしてモバイルでのショッピングや個人間送金*1を実現するデジタルウォレットサービスを提供する一方、ビジネスに対してはシンプルかつ低コストな決済ソリューションから、越境EC・訪日観光EC、モバイル・アプリ、シェアリングエコノミー(C2Cスキーム) 、 または次世代ショッピング&デジタルコマースまで対応できる幅広いプロダクトやサービスを提供しています。 現在では203の国と地域で、100通貨以上での決済、57通貨で銀行口座への入金、26通貨*2での支払いの受け取りが可能なネット決済のグローバルスタンダードとして、1億6900万人および1000万のビジネスが世界中でペイパルを利用しています。ペイパルは世界をリードするオープンデジタル決済プラットフォームとして、昨年40億件の取引を決済し、うち10億件はモバイル決済でした。
ペイパルに関する詳細はabout.paypal-corp.com をご参照ください。また PYPL financial informationについてはinvestor.paypal-corp.com をご参照ください。ペイパルの日本語サイトはwww.paypal.jp となります。
(※1) 日本では個人間送金および個人の銀行口座からの支払いには対応していません。
(※2) 日本では22の通貨に対応しています。
日本最大級のブッキングエンジンSYSがペイパルと提携
急増する訪日観光対応としてペイパル決済を国内ホテルが導入可能に
2015年11月27日(金)
(株)エス・ワイ・エス 杉田真志代表取締役社長
PayPal Pte.Ltd.東京支社 橋本知周ラージマーチャントセールス部長