一般社団法人全日本ホテル連盟(本部・東京都千代田区)は1月12日、会員ホテルの2023年12月客室利用率の調査結果を発表した。回答ホテル数は222軒の協力ホテルのうち122軒、調査結果は速報値となる。
同調査によると2023年12月の全国平均は79.9%、前年同月81.2%と1.3ポイント減の結果となった。
12月は昨年と比較しほとんどの地域で「全国旅行支援」というプラス要素がなく、年末になるにつれインバウンドの集客が減ったことが前年対比マイナスの要因になったという。
しかしながら、コロナ禍前の2019年以前の数値と比較すると大きな乖離はなく、今年は暖冬のため紅葉シーズンが遅れて12月上旬から中旬が見ごろとなり、稼働率に少なからず影響していたとコメントする。
東京都では引き続きインバウンド集客が強く、89.0%と前年の85.6%を3.4ポイント上回る結果となった。
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文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp