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特別企画 マイステイズ・ホテル・マネジメント

ビジネスマネジメント部はホテルと本部の連携を図るハブ的存在、スペシャリストとゼネラリストの相乗効果が企業の未来を開く

【月刊HOTERES 2023年12月号】
2023年12月18日(月)
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マイステイズ・ホテル・マネジメントに新卒で入社し、ホテルの現場から支配人を経て、現在は本社のビジネスマネジメント本部長の重責を担う今村 友美氏。信条は、努力は報われる、投げ出さずにやり遂げる。剣道は四段の実力を持つ。そんな今村氏に仕事の向き合い方や業務内容、キャリアアップについて聞く。



ビジネスマネジメント 本部長

今村 友美 氏

■現場と本部を連携するビジネスマネジメント部の本部長として活躍
 
 マイステイズ・ホテル・マネジメントの本社では、レベニューマネージメント、セールス、経理、総務人事、開発、リノベーションなど各分野のプロフェッショナルが全国のホテル運営をサポートしている。彼らと現場の橋渡し役となって円滑なホテル運営を支える部署がビジネスマネジメント部だ。今村 友美氏はその本部長として手腕を発揮している。
 同部のスタッフは複数のプロパティを担当し、運営状況を把握して課題解決に必要な専門部門と連携して動く。今村氏自身も30棟のプロパティを管轄する。
「ビジネスマネジメント部は、現場と本社のプロフェッショナルチームを連携するハブ的な役割です。多岐にわたる業務の中でも重要項目が、収支およびオペレーションの管理です。
 マーケットの状況はホテルの立地や客層、季節、イベントなどによって異なっています。そこで、どういう施策を打てば売り上げが上がるのかを現場のスタッフと話し合い、ホテルごとに予算を作成してコントロールする言わばプロデューサー的な立場ですね。そして、課題に対し相談するチームは状況によって判断します。例えば、企業案件を取るほうが良いと思ったらコーポレートセールスチーム、インバウンドやスポーツの団体を取りたいと思ったらエージェントチームなど、その時に最適なチームに依頼するようにしています。宿泊だけはでなく、レストランや宴会、ウエディングなどの施設がある場合はその分野も。
 また、本社にはオーナーとのやり取りをする専門部署もあるので、オーナーに報告するレポート作成や進捗の報告も役目となっています。運営受託後など改装について現地とリノベーションチームの案を検討することもあります」。
 また、ビジネスマネジメント部は人材採用にも深く関わっている。
「労務に関することは本社が担い、採用チームもありますが、実際に面接をして合否の判断は、ビジネスマネジメント部が担当します。私自身は人の育成に、よりやりがいを感じています。採用したスタッフが希望部署に行けたり、いきいきと活躍している姿を見ることが一番のよろこびですね。
 私は中途採用したスタッフについて、配属の約1カ月後に現地スタッフに電話をして様子を聞いたり足を運んでみる時もあります。それが採用の目を養うことにもつながっています。そして現場の社員のスキルアップやキャリア設計は、ビジネスマネジメントが一緒に考えて話し合っていかなければならないと思っています。そうしないと会社の底上げができません。
 会社が大きくなるのに、スタッフは中途入社と退職を繰り返しているようでは組織が空洞化していくので、この2~3年でしっかり土台をつくることが必要と考えています」。
 今村氏は自身について、先頭を切って旗を振るのではなく、このように後方から支える役割の方が性格に合っているのではないかと分析する。

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