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  • 特別企画 マイステイズ・ホテル・マネジメント LEADERS INTERVIEW 今村 友美 氏
特別企画 マイステイズ・ホテル・マネジメント

ビジネスマネジメント部はホテルと本部の連携を図るハブ的存在、スペシャリストとゼネラリストの相乗効果が企業の未来を開く

【月刊HOTERES 2023年12月号】
2023年12月18日(月)
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■人生に無駄なし、上司に恵まれ努力が認められて昇進
 
 今村氏は新卒で入社し、24年勤めてきた生え抜き社員だ。現場経験も長く、支配人の経験もある。九州では現場勤務に加えて、本社と連携して地方のプロパティを管理する業務も担っていた。それを見ていた上司から、本社に来て違うエリアを経験してみないかと打診されたそうだ。コロナ禍で業績が落ち込んでいたこと、地元九州を離れることなどいろいろと悩んだが「せっかくもらったチャンスなのでチャレンジしよう」と決意した。
 この抜擢について、これまでの仕事が認められたうれしい出来事と捉える一方、努力を見てくれている指導者=上司や同僚に恵まれたことも大きな要因だと振り返る。
「私は大学までずっと剣道を続けてきました。そのとき感じたのは天才が努力すれば、凡人は勝てないということです。けれどもそこで卑屈にならず自身の役割を見つけて、追いつこうと努力していけば、凡人も日の目を見ることもあり、そこにやりがいを見出してきました。当社はいろんなホテルを経験した凄い人達がたくさんいて、この会社しか知らない私は劣等感や負い目を感じることが頻繁にあります。仕事も数字には直接表れなくても、いつかは会社のため、自分のためになると思って決して投げ出さないと心に決めています。
 剣道は四段を持っていますが、昇級や昇段には一定の期間が設けられており、すぐには受検できません。その間は修行の時間なのです。それは仕事にも相通じるところがあり、最初の役職をもらってから次にステップアップするためには経験を積む必要があります。支配人になっても周りに認めてもらわないと、本当の支配人ではありません。肩書きが人を育てると言いますが、私も育てられてきたと思っています。ちなみに、もうずっと竹刀は持っていないので四段どころか初段の価値もないのではと思いますけど。
 また、私は以前の上司から句点は自分で打ちなさいと教えられたことがあります。ただし、良いことや日の当たることは部下に句点を打たせるように。困ったときやトラブルがあったときには、句点は責任者が逃げずに打つものだと。これまで仕事で壁に当たることもありましたが、こうしたポリシーを持って最後までやりとげてきたことが評価してもらえたのかなと思っています」。
 きれいごとではなく、人生で無駄だったことは一つもなかった。学生時代、現場時代、いまの立場へとすべてがつながっていると話す。
 そんな今村氏は、現在のマイステイズ・ホテル・マネジメントについて仕事に人生を合わせるのではなく、人生に仕事を合わせられるような体制が整いつつあると感じているそうだ。
「当社はいろいろなキャリアの選択肢があるのも魅力です。年に何度か提出する自己評価シートには、どんな部署に行きたいか、どういう仕事をしたいか、どうなっていきたいかを自由に書ける欄があり、本部長まで届くシステムになっています。全国にホテルがありますので、パートナーの転勤や親の介護で引っ越しする場合は、近くのホテルへ転勤することも可能です」。
 マイステイズ・ホテル・マネジメントは、これからさらに多くの人が働きたいと思える企業を目指している。その一翼を担うように今村氏は、今後も人材育成にさらに注力していきたいと語った。

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