マイステイズグループ全体の収益のカギを握ると言っても過言ではないビジネスパフォーマンスマネジメントで執行役員兼本部長の重責を担う岩見 正一氏。レベニューマネジメントにおいては業界でも一目置かれる実力の持ち主だ。そんな同氏が自身のチームの強みづくりやマイステイズ・ホテル・マネジメントの魅力について語る。
執行役員 兼 ビジネスパフォーマンスマネジメント 本部長
岩見 正一 氏
■自身の成長を目指してマイステイズに転職
岩見 正一氏は「ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル」ではレベニューマネジャー、ヒルトンではリージョナル・マネジャー、前職のソラーレホテルズアンドリゾーツではレベニューマネジメント部長を歴任。2014年9月にマイステイズ・ホテル・マネジメントに転職した。その当時の運営施設は50ホテル、客室数は約5000室の規模だったという。
「マイステイズ・ホテル・マネジメントに入社したのは、一緒にやろうよと声を掛けてもらったのがきっかけです。ちょうどタイミングが良かったということもあります。また、専門分野のレベニューに加え、それ以外の仕事も任せてもらえるとのことで、自分の成長につながるのではないかと思って入社を決めました。
結果としては、レベニューマネジメント部門ではなく、セールス&マーケティングジェネラルマネージャーという役職で入り、いろいろ新しい仕事にチャレンジするチャンスをいただくことができました。会社も当時はまだ、いまほどの規模ではなかったものの成長を目指している勢いを感じましたね」。
現在はマイステイズ・ホテル・マネジメントの執行役員に就任し、リゾートホテルや温泉宿を運営するMRM事業部とシティホテルや宿泊主体型ホテルの運営を担うMHM事業部の両事業部のセールス&マーケティング責任者を兼任。具体的にはマイステイズグループ約150施設のオンライン販売や直販に関わる業務を中心としたマーケティング全般を任されており、さらにロイヤルティプログラムの立ち上げの準備にも関わっているそうだ。
■新たな仕事へチャレンジできる企業カルチャーが魅力
岩見氏が実際に率いるチームメンバーは、レベニュー担当30人ほど、マーケティング担当30人ほど、OTAとの折衝やコンテンツの更新などを担当するチャネルマネジメント担当10人ほどの約70人体制。グループ全体の収益にダイレクトに関わるキーマンとして重責を担っている。とくにマイステイズ・ホテル・マネジメントのレベニューマネジメントの優秀さは業界からも一目置かれている。岩見氏にはこうした強いチームをつくるために厳守していることがあるという。
「私は新たなスタッフがメンバーに加わるとき、入社時にマイステイズ・ホテル・マネジメントのルールに従って仕事を進めるように伝えます。一例を挙げると機会損失しない、無用なことはしないなど。いままでいろいろ経験されてきた方も中途入社してくるので独自の考え方を持っていると思いますが、一旦それは置いておいて白と黒をはっきりしておくことが大切だと考えています。
その共通の土台ができた上で、良いアイデアや意見があれば申し出てほしいと伝えます。もっと強いチームを築いていこうと常に言っているので、アイデアが生まれる土壌はできているつもりです。突拍子もない意見もたまにはありますが。聞く耳を持ち、1回やってみてダメならやめればいいというスタンスですから。また、そうした思いを持つ人たちが集まると必然的にチームは強くなるのではないでしょうか」。
そしてスタッフに任せられることは、速やかに一任してしまうことで成長速度を上げられると考えている。こうして他者を尊重する風土、チャレンジできる環境はマイステイズ・ホテル・マネジメント全社の土台にもなっている。
「自分の場合だとITの責任者やロイヤルティプログラムの立ち上げなど、新たな仕事に挑戦するチャンスをもらえることに魅力を感じています。オーナーとの関係性も近く、課題も共有化されているので、毎日のようにミーティングしながら意見を交わしています。課題解決に向けてスピーディーに動けることも当社の特徴ですね」。