今回は、筆者が昨年執筆させていただきました「ホテル・旅館業再興」の要約版をご紹介させていただきたいと思います。
世界的に観光関連産業は、人口および GDP増を背景に、コロナ禍前まで堅調な成長を続けてきました。観光関連産業は、地域に根差しており、力強い経済的波及効果もみられます。波及効果を含めた経済効果は GDPの 10%にも及ぶといわれている他、従事する人も全人口の約 10%近いといわれており、非常に重要な産業です。一方で、日本の宿泊市場は、所有と経営の分離が遅れており、さらに、中小企業が多い状況にあり、後継者問題や人員確保の問題も顕在化する中で今回のコロナ禍は非常に大きな影響を宿泊業界に与えることとなりました。
北村剛史
(株)日本ホテルアプレイザル 代表取締役/(株)サクラクオリティマネジメント 代表取締役/(一社)観光品質認証協会 統括理事不動産鑑定士、MAI(米国不動産鑑定士)、FRICS(英国ロイヤル・チャータード・サベイヤーズ協会フェロー)、CRE(米国不動産カウンセラー)
ホテル・旅館の不動産鑑定評価会社である(株)日本ホテルアプレイザルの代表取締役。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科在籍時には「ホテル・旅館の人格性、パーソナリティー」をテーマに研究。
無料提供中:【サクラクオリティ安全行動基準】(新型コロナウイルス感染症予防止よび防止防止衛生管理実践マニュアル)
https://www.sakuraquality.com/