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毛利愼の外食エンターテインメントVol.59

日本初上陸!潮汕料理の「孫ニ娘潮汕牛肉火鍋」が湯島にオープン!

2022年12月26日(月)
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店舗外観。銀座線・上野広小路駅(※住所は文京区湯島)から徒歩1分のところに位置する「孫ニ娘潮汕牛肉火鍋(そんじじょうちょうさんぎゅうにくひなべ)。“ガチ中”感を感じるデザインが中国にいるかのような気分を促し、食事の時間をより楽しいものに導いてくれる
店舗外観。銀座線・上野広小路駅(※住所は文京区湯島)から徒歩1分のところに位置する「孫ニ娘潮汕牛肉火鍋(そんじじょうちょうさんぎゅうにくひなべ)。“ガチ中”感を感じるデザインが中国にいるかのような気分を促し、食事の時間をより楽しいものに導いてくれる

韓流ブームが定番となった今、外食産業において次なるスターの地位を得ようとしているのが、四大中華以外のニッチな地域の料理を食せる“ガチ中華”を提供する店舗だ。今回、そんなガチ中ファンにとって嬉しい店舗がオープンした。中国広東省東部の沿岸に位置する地域で食されている潮汕料理の専門店、「孫ニ娘潮汕牛肉火鍋」だ。同店は銀座の高級中華「銀座芳園」や創作中華の「銀座夜市」を経営する㈱FANG DREAM COMPANYによる新業態となる飲食店だ。

日本未上陸の料理ということもあり、同店開業に際しては潮汕料理のシェフである江耿亮(ジャン グン リャン)氏を現地から招いて、調理スタッフの教育をした
日本未上陸の料理ということもあり、同店開業に際しては潮汕料理のシェフである江耿亮(ジャン グン リャン)氏を現地から招いて、調理スタッフの教育をした

同店の特色としてまず食してもらいたいのが店名にもある“潮汕牛肉火鍋”だ。潮汕料理において最も大切にされる特徴として素材の新鮮さというものがあるそうだ。火鍋においてもその特徴は大切なものだそうで、同店では牛を一頭買することで新鮮な牛肉を提供している。おそらくその姿勢が料理に現れるのだろう。澄んだ牛骨スープにしゃぶしゃぶのように肉をくぐらせて食べるスタイルの火鍋なのだが、ほとんどアクがでないのだ。提供される肉もロースなどの定番から五花趾(トモスネ)や匙柄(ミスジ)などの希少部位(※日によって提供部位は違う)まで一頭買いだからこそ実現できるラインナップを誇っており、ホルモン類も充実している。中でも、“潮汕牛肉火鍋”といえばという具材である、職人が肉を叩きペースト状にし、塩と牛脂だけで作る牛肉100%の潮汕牛肉団子はマストイートだ。
 
加えて、同店を訪れたらぜひ、一品料理も食してもらいたい。清蒸石斑鱼(チンジョンシーバンユー)や潮汕生腌(チョウサンシェンイェン)、潮汕腸粉(チョウサンチョウフン)に炸粿肉(ジャーコエルー)など、日本人の舌にこびていない、本場を感じる美味が揃っている。
 
ちなみに、同店は在邦の中国人コミュニティからも非常に注目されており、メディアなどへの情報公開前から口コミやWeChatなどで情報が共有されたとのことで、開店前には一か月以上先まで予約が埋まったという。開店後の賑わいと予約困難は予想に易いが、予約が取れればぜひ訪れてもらいたい。“ガチ中華”の新星に魅了される時間が待っていること間違いなしだ。
 
孫ニ娘潮汕牛肉火鍋
https://fdcg.jp/

“潮汕牛肉火鍋”(左奥から逆時計まわりに、ハツモト、センマイ、リブサーロイン、肩ロース、肉団子、バラ)。肉や具材のおいしさに加え、生薬を入れて作られているスープも滋味深く、とてもおいしい
“潮汕牛肉火鍋”(左奥から逆時計まわりに、ハツモト、センマイ、リブサーロイン、肩ロース、肉団子、バラ)。肉や具材のおいしさに加え、生薬を入れて作られているスープも滋味深く、とてもおいしい
タレは各自好みでブレンドできるようになっているが、“潮汕牛肉火鍋”では沙茶醤(サーチャージャン)が欠かせないという。江氏曰く、基本のタレは沙茶醤、芝麻醤(写真には写っていないが沙茶醤の隣にある)、パクチー、白ごまの4種とのこと。まずはこのタレで試し、加えてマイブレンドをいろいろと楽しんでみてほしい
タレは各自好みでブレンドできるようになっているが、“潮汕牛肉火鍋”では沙茶醤(サーチャージャン)が欠かせないという。江氏曰く、基本のタレは沙茶醤、芝麻醤(写真には写っていないが沙茶醤の隣にある)、パクチー、白ごまの4種とのこと。まずはこのタレで試し、加えてマイブレンドをいろいろと楽しんでみてほしい
“潮汕生腌”。ワタリガニや車海老などが活きたままの状態で特製タレにつけられている。仕入れ状況にもよるが、日本では珍しいビックサイズのシャコを食せるのも魅力だ!
“潮汕生腌”。ワタリガニや車海老などが活きたままの状態で特製タレにつけられている。仕入れ状況にもよるが、日本では珍しいビックサイズのシャコを食せるのも魅力だ!
“清蒸石斑鱼”。プリプリ感や素材の旨味を最大限に味わってもらえるよう、同店では活ハタを使っている。
“清蒸石斑鱼”。プリプリ感や素材の旨味を最大限に味わってもらえるよう、同店では活ハタを使っている。
同店は建物の2階と3階にあり、総席数130席となっている。3階には個室も複数用意されており、画像のような丸テーブルの部屋もある
同店は建物の2階と3階にあり、総席数130席となっている。3階には個室も複数用意されており、画像のような丸テーブルの部屋もある
店名にもある「孫二娘」は水滸伝に登場する張青の妻で、居酒屋を経営していたという人物。写真中と右にあるのが、名物の牛肉団子だ
店名にもある「孫二娘」は水滸伝に登場する張青の妻で、居酒屋を経営していたという人物。写真中と右にあるのが、名物の牛肉団子だ

​担当:毛利愼 mohri@ohtapub.co.jp

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