開発段階から運営メンバーが関わり理想のサービスを実現する動線設計につなげた
----琉球ホテル&リゾート名城ビーチの特徴を教えてください。
佐藤総支配人(以下、佐藤) 当ホテルのコンセプト「リゾートを優雅に遊ぶ」を具現化するために、リゾートにあってほしいと思うものすべてを揃えたホテルです。
特徴の 1つはプールの規模。全 6種のプールを有し、プールエリアの総面積は県内最大級の約 1万m2。さらに、レストラン&バーが 9軒ある点も優位特性と言えます。また、443室の全客室が西向きでサンセットを臨むオーシャンビューとなっています。全室バルコニー付きですので、リゾート気分を大いに感じていただけます。
沖縄はホテルと道を挟んでビーチがあるというケースが少なくないのですが、当ホテルは幸いなことにホテルの目の前に全長 1.8㎞の美しいビーチが広がり、プールから歩いてそのままビーチへ行ける造りとなっています。
はじめに当グループ代表が「この場所に東洋一のリゾートホテルを創るぞ」と号令をかけ、その旗印のもと、プロジェクトがスタートしました。建築会社、インテリアデザインを担当する会社の皆さんにも「東洋一のリゾートホテル」というビジョンを深く理解し情熱を持ってプロジェクトに取り組んでいただきました。
一般的には建築する会社と運営する会社が異なるケースがほとんどですが、当ホテルの場合は開発段階から実際にホテルを運営するチームのメンバーが設計にも関わり、自分たちが提供したい理想のサービスから逆算した設計を行っています。その結果、オペレーション上も利便性の高い施設が完成し、ゲストへの上質なサービスにつながっていると感じています。
----客室数はどれくらいありますか。
佐藤 全443室で、内27室がスイートルームです。これだけ多くの客室を設けた背景には、サミットや国際会議の誘致まで想定したことも理由の一つです。たとえば、G20で各国の首脳をお迎えしたときに、全員をスイートルームにご案内できるようにしたいと考え、十分な数のスイートルームを用意しました。
また、大きな宴会場を持っているのも特徴です。1,130m2の大宴会場をはじめ、中宴会場、小宴会場、会議室を有し、同時に 12会場で会合を開くことができる環境を整えています。