“小さいこと”が強みになる。京都にグループブランドを二軒同時開業。着実な成長を実現するバンヤンツリー・グループ
2022年 6月 17日、世界で 61軒を展開し、今急成長を続けているバンヤンツリー・グループのホテル、「ギャリア・二条城京都」、「ダーワ・悠洛京都」が京都に 2軒同日に開業した。さらに、バンヤンツリー・グループは 2024年にフラッグシップブランドであるバンヤンツリー・京都東山など、複数の開業を予定している。本インタビューでは、同社の創業者であるバンヤンツリー・ホールディングス 会長のホー・クウォンピン氏、上席副社長のクレア・チャン氏に同社の強みや今後の開発構想について聞いた。
グループ創設者 会長
ホー・クウォンピン氏
バンヤンツリー・ホールディングスおよびラグーナ・リゾーツ・アンド・ホテルズの創設者、現会長。タイ・ワー・パブリック・カンパニー会長も兼務。家族経営によるこれらの 3社は、そのすべてがシンガポールおよびタイで上場を果たしている。また、シンガポール経営大学理事会の創設者兼現会長であり、シンガポール・サミットの会長も務める。東海大学(台湾)、スタンフォード大学(米国カリフォルニア州)およびシンガポール大学で教育を終えると、香港で極東経済レビュー(Far Eastern Economic Review)の経済部編集者を務め、家族の経営するタイ・ワーの事業に参画、その後、自身の会社を設立した。ロンドン・ビジネス・スクールの企業家賞、シンガポール企業賞の最優秀 CEO賞、CNBCの旅行ビジネスリーダー賞、シンガポール国立大学の顕著な功績を収めた卒業生賞など数多くの受賞歴を持つ。シンガポールでの実績が評価され、シンガポール政府から勲功記章および勲章が授与された。また、ジョンソン・アンド・ウェールズ大学および香港理工大学から名誉博士の称号が付与されている。
バンヤンツリー・ホールディングス共同創設者 上席副社長
クレア・チャン氏
クレア・チャンは、バンヤンツリー・グループの共同創設者であり、バンヤンツリー・ギャラリーの業務執行取締役を務めている。2006年からは、中国ビジネス開発の会長を務め、新しいマネジメント契約の獲得に注力している。また、グループ内の学習および能力開発のトップとして、組織および人的資本の開発をマネジメントしている。さらに、バンヤンツリー・グローバル・ファウンデーションの議長として、エンタープライズ環境コミュニティ基金が中国環境保護財団と協力し、企業の社会的責任に対してグル-プが取り組みを発展させていく過程および「環境を受け入れ、人々を支援する」という使命を果たす方法を指揮し、これを指導している。彼女の社会問題に対するアクションに対しては、2008年にパブリック・サービス・メダル、2014年にはシンガポール・パブリック・サービス・スターなど、仕事と生活の一体化の実現に対する国内外の賞を受賞した。2017年には、第1回女性起業家賞において超新星(スーパーノヴァ)賞を受賞、シンガポール女性団体評議会によるシンガポール女性の殿堂入りを果たした。さらに、サステナビリティ(持続可能性)を強力に推し進めた功績に対し、2018年にアジアン・トップ・サステナビリティ・スーパーウィメン・アワードを受賞、性の多様性(ジェンダー・ダイバーシティ)を擁護した功績に対しては、中国の上海 Daily & Heroによる 2019年の優秀女性賞(アウトスタンディング・ウーマン・アワード)および 2020年の勇敢な女性起業家賞を受賞した。
バンヤンツリー・グループ https://www.banyantree.com/