社長・総支配人の顔が見えるホテル運営
----先ほどの撮影のときに新入社員とともに社長、総支配人が飛び跳ねていました。ほかのホテルでは経営陣と新入社員が融合できる姿はあまり見られません。
岩瀬 柳島総支配人は料飲をはじめ、現場経験が豊富で総支配人経験もお持ちです。私自身もホテル運営の現場経験を持つ中で、現場スタッフとともに歩むことはとても大切なことだと感じています。多くのホテルでは社長の顔を知らないスタッフが多いのですが、この「ホテルインディゴ犬山有楽苑」では違います。このようにスタッフがフランクな関係のもとで仕事ができることはとても素晴らしいことだと感じます。こうした関係を築けたことからしても、この犬山の地に IHGブランドを誘致できたのは最良の選択だったと思います。
柳島 ホテルインディゴのゲストはその地域の文化や歴史に触れる事を楽しんでいただき、自分らしく快適な非日常の時間を求めて訪れてくださいます。そのゲストを
おもてなしするチームメンバーが常にハッピーであり快適であるからこそ、本当のおもてなしができると考えております。その点ではホテルオーナー会社の岩瀬社長とオペレーションの現場に一体感が随所に醸し出され、健康的で楽しいホテル運営をスタートすることが出来ました。
本年度の入社式におきましても整列も檀上もなく、新入社員の皆さんも自由に位置し、スタッフ自ら敷地内より掘り起こした竹の子を使ったおにぎりが出てくるなど、一切の堅苦しさもありませんでした。岩瀬社長にも参加いただきましたが、趣旨を快く理解いただき、心より感謝しております。チームメンバー間のコミュニケーションを豊かにし、活気あふれる雰囲気を作り出す事こそが、チームメンバーもそしてゲストもハッピーに過ごしていただける近道だと思っております。
ホテルインディゴブランドとしてストーリー豊かなインテリアデザインやエントランスから臨む国宝犬山城の姿は唯一無二のものであり、恵まれた環境を生かし、歴史、文化、自然、人の温もりを大切にするホテル運営を目指しておりますので、スタジオジブリ映画「千と千尋の神隠し」の主人公である「千尋」のような天真爛漫な方をチームメンバーとして求めています。
----人間味あふれる人材を通して多様化するニーズに応えるライフスタイルホテルとして、“人財”の素養はポイントになりますね。ストーリー豊かなインテリアデザイン、具体的にお聞かせください。
柳島 ホテルのそこかしこに犬山の歴史や文化が散りばめられております。the bar Yoyamaでは犬山祭(ユネスコ無形文化遺産)に登場する 13輌の車山の提灯をモチーフにしており、ボールルーム「響」のカーペットは木曽川のせせらぎや水面の輝きからデザインされております。そしてゲストルームは国宝茶室「如庵」からインスピレーションを得た時を越えるインテリアなど犬山を肌で感じていただけると自負しております。
またネイバーフッドの視点から犬山の昔ながらの懐かしさを感じさせる豊かなフードカルチャーに注目し、旬の食材や歴史を背景にしたローカルテイストをアレンジしたレストランメニューやホテルインディゴのシグネチャードリンクなど、五感を刺激する料理や飲み物でおもてなししています。