今回は、国内観光再開に向けた準備として、顧客の CXM(カスタマーエクスペリエンスマネジメント)の一環とし、宿泊施設を選択する際にどのような情報からアクセスするのか改めて調べた結果をご紹介したいと思います。
まず、観光目的地の選択においては、宿泊施設から目的地を決定する場合はまれで、大半は、まず地域から選択します。まずは、観光地域造りおよび観光地としてのブランディング、点としての観光素材を宿泊に繋げるためのルートブランディングを通じた面的施策が前提となります。アフターコロナにおいて、行きたい観光地では、温泉地が強く、オーシャンリゾート、都市型観光も高いニーズを得ていることがうかがえました。また、複数の観光地を周遊する場合には、観光地の印象が徐々に良くなる旅行工程が望ましいという調査結果についても、以前ご紹介いたしました。それら旅行工程に関する情報が提供され、その中で宿泊施設を選択する際にどのようなアクションが行なわれるのでしょうか。
北村剛史
Takeshi Kitamura
(株)日本ホテルアプレイザル 代表取締役/(株)サクラクオリティマネジメント 代表取締役/(一社)観光品質認証協会 統括理事不動産鑑定士、MAI(米国不動産鑑定士)、FRICS(英国ロイヤル・チャータード・サベイヤーズ協会フェロー)、CRE(米国不動産カウンセラー)
ホテル・旅館の不動産鑑定評価会社である(株)日本ホテルアプレイザルの代表取締役。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科在籍時には「ホテル・旅館の人格性、パーソナリティー」をテーマに研究。
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