タイやオーストラリア、ヨーロッパなど開発案件が続々
----コロナ禍における企業の姿勢はアフターコロナにとって非常に重要だと私も常々発信してきました。そのまさに成功事例の一つと言えるかもしれません。ところで、先ほどおっしゃっていた新規開発案件について詳細を教えていただけますでしょうか?
直近では今年 12月にタイのホアヒンに、翌年にバンコクにホテルを開業予定です。タイは豊かな文化遺産などもありアジアのデスティネーションとして確立されており、スタンダード・ホテルズとしても戦略的に重要なプロジェクトです。
そのほか、同じく2022年にはスペインのイビザに、2023年にはオーストラリア・メルボルンとシンガポールに、2024年にはポルトガルのリスボンとイギリスのダブリンに、2025年にはベルギー・ブリュッセルに開業予定です。もちろん、ほかにもまだ水面下で交渉中で近いうちに公表できる案件もあります。
----現在は大手ホテルチェーンが M&Aなどで拡大し、そのブランドポートフォリオには個性あるライフスタイルブランドもあります。それにもかかわらず、なぜスタンダード・ホテルズに開発の案件が寄せられると思われますか?
スタンダード・ホテルズの個性あるユニークさ、クールさはほかにはないものです。それだからこそ大手企業のホテル開発において私たちにお声がけをいただけるのだと思います。
大手チェーンは独自の強みがあると思いますが、一方でそのような企業では個性あるブランドの輝きはどうしても弱くなります。かつて個性があるブランドとして世界的に認知されたホテルも、大手に買収され、展開する中で輝きを失ったこともありました。数としては非常に多いわけではありませんが、間違いなく私たちのような個性あるホテルブランドを求めているニーズがあるのです。
----日本でもスタンダード・ホテルズのホテルが見られる可能性はあるでしょうか?
もちろんです。日本はマーケットとしても大きく、魅力的な地です。東京はもちろん、大阪、京都、札幌、スキーリゾートなど魅力的なデスティネーションが数多くあります。リゾートエリアももちろんです。
----非常に楽しみです。近いうちにスタンダード・ホテルズが日本で開業をするのを楽しみにしています。