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2021年11月5日号 トップインタビュー (株)名鉄ホテルホールディングス 代表取締役社長 岩瀬正明 氏

トップインタビュー (株)名鉄ホテルホールディングス 代表取締役社長 岩瀬正明 氏

【月刊HOTERES 2021年11月号】
2021年11月04日(木)
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鉄道体質からホテル体質への舵切り

----キラキラ輝いている“煌めき”はとてもステキな言葉ですね。

 今回の改革に伴い、7社のうち(株)岐阜グランドホテルを除き、宿泊特化型の名鉄イン(株)(10軒)含め 6社の代表取締役社長となりましたので、業績や会計などすべての管理をすることができるとともに、掲げたキャッチフレーズを軸に目指すべきことに対して同じベクトルで進むことができる環境となります。これまではどうしても安心・安全が第一の鉄道グループ会社らしい言葉を掲げてきましたが、ホテル軸に舵切りするためにも、安心・安全は当然のこととして、ゲストの皆様に煌めく時間を過ごしていただくためにも、一人一人のスタッフが煌めくことが大切なのです。
 
 意識の高い者、望んでいる者がスキルアップ、ステップアップできる制度、仕組み、そしてそのような環境を作り、全てのスタッフがキラキラ煌めく、心温まるホテルを MHHDとして目指していきたいと思います。研修としてもグループ内外のさまざまな素敵なホテルサービスを体験することで、どうしたらゲストの皆様に喜ばれるのか、なぜ評価が高いのかなど、学ぶこともできます。さまざまな機会を提供して、スタッフの意識を変えて、鉄道グループの中でも異彩を放つ、ホテルグループを育てていきたいと思います。
 
----弊社の創業者も“一流のお店、ホテルを体験しなさい”とよく言われていました。一流を知らずして、さまざまなホテルや自治体が目指している富裕層を捉えることはできないのではと思います。

 富裕層という点では、名鉄犬山ホテルの跡地の再開発によるものとして、来年3月に開業予定の「ホテルインディゴ犬山有楽苑」は中部圏初のインディゴブランドホテルとして、各方面からの期待を感じています。国宝犬山城の城下町に受け継がれている伝統ある文化や、地元職人の手による工芸品などを取り入れ、犬山の街そのものを表した、こころ踊るストーリーを展開していきます。地域と一体化したインディゴならではの発想が、当社が求めていた構想と合致しました。

ホテルは国宝犬山城に近接し、敷地内に擁する国宝茶室「如庵」と2つの国宝に彩られる稀有な場所となります。唯一無二の顧客体験を提供し、今後ゆるやかに戻るインバンド需要に対しても積極的に打ち出していきます。客室数は156室、レスラン・ラウンジ・宴会場・温泉・フィットネスなど備えており、おそらく中部圏内でも指折りのホテルになると期待しております。
 
----インディゴブランドの新たな風、期待します。最後にひと言お願いいたします。

 ホテルグループ内の人材の交流の活発化を図ることでホテリエとしての人材の醸成、そして“煌めき 温もり 安らぎを”のサービスをお届けし、豊かな生活と文化の向上に貢献していくという経営理念のベクトルを確立させることが改革の一歩であり、土台作りでもあります。お客さまの一歩先を行くサービス、自らの良心に従った誠実な行動、そしてスタッフが胸を張って生き生きと働ける職場づくりを目指していくことを経営方針に掲げ、変化の速い時代に即したスピード感がある変革に挑戦していきます。「大変」とは「大きく変わる」と書きますから大変ですが!

 

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