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  • 鈴木忠美 次世代リーダーたちに贈るメンタルケア術 これからの人材育成 第79回「お客さまと社員目線のギャップ」
第79回 次世代リーダーたちに贈るメンタルケア術 これからの人材育成 

第79回「お客さまと社員目線のギャップ」

【月刊HOTERES 2015年10月号】
2015年10月01日(木)
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目指せほめられ上手!
 
 真夏は東北でも当たり前に35 度を超すようになって、ここ岩手盛岡でも8 月は連続して1 週間も35 度を超してきた今、沖縄のホテルで見られる「かりゆし」の着用を全国的に取り入れられてはいかがでしょうと既に本誌で提案しましたが、世の中広しで、やはり私と同じように先見性を持っている経営者がいるものである。既に秋田のシティホテルは皆「かりゆし」着用が当たり前になっていたのである。過日、秋田のシティホテルに泊まったときも、フロントスタッフからショップのスタッフ、そしてレストランのスタッフまでもが「かりゆし」を着用されていた。そのレストランに入ったとき妙に「かりゆし」が似合う女性が目についたが、偶然にもその女性がオーダーを取りにきたので、勇気を振り絞って「『かりゆし』が良く似合いますね。きれいな人がますますきれいに見えますよ」と、私としてはめいっぱいほめたつもりが、あっさりと「いいえ…」。これではせっかくほめてあげたのに話が続かない。それに何よりもお客さまの言葉を否定するのは賢いとは言えない。江戸時代から昭和初期までは謙遜は美徳と言われたが、今の時代、素直にありがとうございますと喜んでもらえる方がお客さまは喜ぶのである。

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