■環境に配慮した製品や企業とタッグを組みながら SDGsを実践していくということですね。今後の課題があるとすれば、どのような点に着目していくのでしょうか。
コロナ禍での開業となりましたので、弊社独自のクレンリネスポリシーに基づき、三密回避や衛生管理、そして、スタッフの安全・安心こそがお客さまの安全・安心につながるため、スタッフの健康管理も徹底しています。スタッフのユニフォームはデザインのよさもありましたが、汚れや損傷箇所を補修してユニフォームを作り直してくれるなど、独自の再生システムのある会社の製品を採用しました。スタッフ用のマスクも使い捨てではなくオリジナルの洗えるマスクを用意し、朝は白、チェックイン時以降はネイビーと色を変えて、お客さまに接しています。
そして、客室の冷蔵庫やゲストラウンジ、料飲で用意するミネラルウォーターやジュース、ビールなどほとんどのものはプラスチックボトルではなく、リターナブルなアルミ缶やガラス瓶を使ったものを積極的に採用しました。ボトルの回収、リサイクルについても地元の業者と連携が取れています。今後の話題としましては、地元・足柄下郡で採取した水をアルミ缶で製品化しようというサステナブル推進のプランが動き出しているため、協力していきたいと考えています。人が安心してご利用できる場所でなければならないというミッションを胸に、安全・安心のホテル運営を実践していきたいと思います。