函館市内に飯野智子(別名、プリティおやじ)が指揮する39 室ホテルがある。それが「ホテルショコラ函館」だ。“ ショコラ”というどことなくかわいいネーミングと反して? 総支配人として活躍している“ プリティおやじ” こと飯野智子という人物は何者かを、これまでの経歴含め、前号に引き続き、綴っていただくことにした。
成田空港で手にしたアーサーヘイリーの「ホテル」上・下巻、イギリスホームスティ先のすぐ近くにあった貴族の館を改修したホテル、それがホテルの世界に飛び込むきっかけでした。ホテルオークラに短大卒業とともに就職でき、以来、16 年間国内外でオークラの上司、諸先輩方々に仕事の仕方を知らず知らずの間に教えていただきました。振り返るととても貴重な時間だったと思います。
良い仲間にも恵まれました。上海人のスタッフの何人かとは今もつき合いが続いています。誕生日にメッセージを送ったり、電話で話をしたり…、最近では“ 上海に行く行く” と言いながら実現していません。オオカミ少年ならぬオオカミ社長と呼ばれています。でも、そう言ってくれることがありがたいです。“ もう、来なくてもどうでも良いよ” と言われないのは幸せなことです。
第4回
ホテルショコラ物語
第4回 ホテルオークラで学んだこと
【月刊HOTERES 2015年09月号】
2015年09月18日(金)