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ロッテグループ

約969億円でニューヨーク・パレスホテルを買収

2015年09月03日(木)
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ビジネスワイヤが報じたニュースによると、世界トップクラスの独立系ホテル・ブローカーおよび投資銀行であるホッジス・ワード・エリオットは、すでに発表されていたマンハッタンの伝説的なホテルであるニューヨーク・パレスホテルの8億500万ドル(日本円で約969億円)での売却をアレンジしたと発表したという。

高級ホテルを保有・運営する韓国のロッテグループが、ニューヨーク、ミッドタウンのランドマークで、50番街とマディソン・アベニューの角に位置する客室909室のニューヨーク・パレスホテルをノースウッド・インベスターズから買収したとのこと。
 
2013年秋、ニューヨーク・パレスホテルは1億6000万ドルをかけて改装工事を行い、ホテルのなかに作られたホテルで、マンハッタンを一望する素晴らしい眺めを誇る内装の176室からなる「タワーズ」のラグジュアリーな客室とスイートルームがリニューアルされた。

パレスホテルの上層階の14フロアを占める「タワーズ」は、ブティックホテルのような行き届いたサービスに加えて、大理石の広々としたバスルーム、夕方のターンダウン・サービス、専用バトラー・サービスなどを提供しているという。
 
このほか、ホテルロビーとスペシャル・スイートルーム、総面積2万4000平方フィートの宴会場、「トラブルズ・トラスト」、「ロビー・ラウンジ」、「タバーン・オン51」、「レアリティーズ」、「ポム・パレス」といった様々な高級レストラン・カクテルラウンジも改装された。

今回の取引には、ニューヨーク・パレスホテルの象徴的な存在で、マディソン・アベニューの50番街から51番街の間に位置する「ビラードマンション」も含まれる。「ビラードマンション」も隣接するホテルと同時に改装されており、ファサード、屋根、窓などの外装が改修されて建設当初の壮麗な輝きを取り戻した。
 
また、建物内の機械・電気設備も全て刷新された結果、21世紀の設備を整えた歴史的建築物が誕生。由緒ある建物は、全長200フィートを超えるコの字型に湾曲した建物正面、大階段、いくつもの暖炉、エレガントな装飾が施された高い天井、中庭を特徴としている。

この取引により、HWEは2014年以降、ニューヨークのホテル市場で総額28億6000万ドルの取引を完了したことなる。また、2015年のみで見ると、世界で40億ドルを超える案件を完了させており、このうち約60%が国際取引となっています。これまでに、HWEは総額430億ドルを超えるホテル不動産関連の取引を扱っている。

今回の発表は、HWEの社長兼パートナーのマーク・エリオットにより行われ、エリオットは、次のように述べている。「ホテル業界の記念碑的な取引のお手伝いをできたことを大変うれしく思います。ニューヨーク・パレスホテルは世界的に知られた伝説的なホテルで、見事な建築美、ミッドタウンの中心部という申し分のないロケーション、ホテルゲストに対するきめの細かい気配りが好まれ、毎年数百万人のお客さまが訪れています。」

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