今回のパンデミックは、旅行の在り方にも大きな影響を与えるものと考えられます。安全安心に関するニーズの大幅な拡大や個別サービスアイテムに対するニーズ変化等はすでに前回までにご紹介しました。今回はパンデミックが旅行の目的にどのような影響を与えているのかについて、弊社が実施したアンケート調査結果をご紹介したいと思います。本アンケートでは、これまでの旅行の目的と比較し、今後どのような目的で旅行をしたいと考えているのかを調べたものです(全国男女200名に対するインターネットアンケート調査、2020年5月、弊社調べ)。調査では設問を設定した複数の旅行目的に対して「強くそう思う」から「全くそう思わない」の7段階評価を採用したものです。
北村剛史
Takeshi Kitamura
(株)日本ホテルアプレイザル 取締役/(株)サクラクオリティマネジメント 代表取締役/(一社)観光品質認証協会 統括理事不動産鑑定士、MAI(米国不動産鑑定士)、FRICS(英国ロイヤル・チャータード・サベイヤーズ協会フェロー)、CRE(米国不動産カウンセラー)慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科附属システムデザイン・マネジメント研究所研究員。ホテル・旅館の不動産鑑定評価会社である(株)日本ホテルアプレイザルの取締役。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科では「ホテル・旅館の人格性、パーソナリティー」をテーマに研究活動に従事