A 社の経営チームの議論には、社長への忖そんたく度や、担当部署以外の話に無関心とした場面はほぼないと言っていいだろう。社長は、自分の意見が、あまり吟味されないまま結論が出されそうになると、意図して反対意見を出すことを促す。営業部長が話している内容に、製造部長は、どう考えているのか、を必ず確認している。これらの意見を吟味しながら進めているから、会議前と会議後で全員の認識が変わり、推進力が高まる。A 社の経営会議は対話なのだ。
2020年8月28日号 サービス・イノベーション-Part2~現場と本部が一体で進めるイノベーション~
188 対話的経営会議を支えるもの
【月刊HOTERES 2020年08月号】
2020年08月27日(木)