約 9 万室の民泊を展開する Airbnb Japan ㈱は 6 月 25 日、「ポストコロナ時代における取り組み」についての記者発表会を執り行なった。同社代表取締役の田邉泰之氏は、はじめに国内旅行予約の直近の動きに触れ、6 月 7 ~ 13 日の間の予約数は前年同時期比 78%増と、国内旅行需要がコロナ禍の反動減を経て活況さを取り戻しつつあることを述べた。
さらに、約 1 時間半のドライブ圏内である 80km内の「近場の国内」、一軒家やマンション・アパートの「3 密を避ける」貸し切りタイプ、テレワークしつつ休暇をとる「長期滞在型ワーケーション」の3 点がトレンドであることを発信。今年4 月から提供を始めた宿泊時のオンライン体験のニーズが高まりつつあり、すでに延べ 5 万泊を提供。「お坊さんとオンライン瞑想」「東京の酒造二十三代目当主から学んだビギナー向け日本酒入門」「バーチャル東京観光に出かけよう」がトップ 3 で、知名度ある料理店とのコラボレーションプランも人気だ。また、清潔で衛生的な宿泊先を検索可能とするために「清掃ガイドライン」を新たに整備し、基準を満たしたホスト施設には検索画面上でバッジが表示される仕組みも示した。田邉氏は記者会見において「Airbnbは個人・仕事・住み方など、ゲストによって新しい使われ方が今後見いだされていくであろう」とコメントした。
Airbnb Japan ポストコロナのトレンド
Airbnb Japan 滞在ニーズは「近場の国内」「3密を避ける」「長期滞在型ワーケーション」へシフト
2020年07月08日(水)