天保山大観覧車
インバウンド観光の大阪人気スポットは、上位では道頓堀、大阪城、USJ などが並ぶ。その後4 ~ 5 位あたりに、大阪港の天保山観覧車が挙げられる。世界で有名な観覧車は、歴史的には万国博に伴って建設されたものが多い。元祖は、1893 年シカゴ万博に建てられた高さ80.4m だったという。1900 年にはパリ万博で100m の高さだった。日本でも1985 年つくば万博のテクノコスモスが85m だった。89 年には横浜博のコスモクロックが107.5m、1997 年には大阪港の天保山大観覧車が建てられ、112.5m で世界一になった。今では世界一は米国ラスベガスのハイロックで168mとなった。天保山は世界15 位と下がったが、今でも大阪の観光名所として人気がある。一周は15 分で、生駒山、明石海峡大橋、港湾、六甲山などが眺望できる。今はLED照明を使って明日の天気予報を知らせる演出が人気となっている。
府民分配所得は全国第2 位
大阪府の面積は1905.3km2で全国46 位と、東京都より小さく、香川県より大きい。人口は884.9 万人で全国第3 位。愛知県より多く、神奈川県より少ない。年齢構成をみると、14 歳以下の幼年人口は12.2%、15 ~ 64 歳の生産年齢人口は61.0%、65 歳以上の老年人口は26.7%で、全国と比較すると15 ~ 64歳の生産年齢人口比率がやや高い。府民分配所得は27.6 兆円で全国第2 位。一人当たり所得は312.7 万円であり、全国で群馬県に次いで第9 位となっている。産業別構成比をみると、第1 次産業は0.1%、第2 次産業は21.7%、第3 次産業は78.2%で、全国平均と比べると第3 次産業比率が高い。工業出荷額は17.0 兆円で全国第3 位、人口当たりは196.9 万円で全国31 位となっている。
ホテルは施設数、客室数とも平均を上回る
飲食店数は14 年で5 万913 店。内訳をみると、食堂・レストランが3198 店で6.3%、専門料理店が1 万3053 店で25.6%を占める。その中で多いのはその他の専門料理店の4486 店で8.8%を占める。次いで日本料理店が3834 店の7.5%と続いている。そのほか、すし店が1878 店(3.7%)、そば・うどん店が1941 店(3.8%)となっている。また遊興飲食店のバー・キャバレー・ナイトクラブは6264 店(12.3%)、酒場・ビアホールは1 万1217 店(22.0%)と多く、両者で34.3%を占める。以上のほか喫茶店は9337 店(18.3%)、ハンバーガーなどその他の飲食店は3811 店(7.5%)である。09 年調査から飲食店が分離された「持ち帰り・配達・飲食サービス業」は3954 店である。ホテル数は17 年で498 軒、客室数は7 万1193 室で、2000 年からの伸び率をみると、ホテル数は全国の26.5%に対して当府は96.8%、客室数は全国の45.9%に対して当府は78.9%の伸びで、ともに平均を上回っている。
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