「役割越え」の広がりからアウトサイダー参画へ気づきの共有からアイデアが生まれる
サービス・イノベーション168 号と169 号で、創意工夫を日々の仕事で実践し、いつも新しい自分たちでお客さまを迎えていけるようになるための戦略とは何かについて触れた。パークホテル東京では「日本の美意識が体感できる時空間になる」ことを、旅館・菊乃家では「宮島を盛り上げられる存在になる」ことに戦略的に取り組んでいる。両社にとっての戦略とは、なりたい姿であり、世の中での役割取りの宣言でもあった。
Profile
岡村衡一郎
(おかむら・こういちろう)
1971 年生まれ。亜細亜大学卒。(株)船井総合研究所を経て、2004 年(株)スコラ・コンサルト入社。120 社を超える企業変革を支える。「会社が変わるとは何か」、「人がイキイキ働くには何が必要なのか」を考え続け、「一品」という変革コンセプトを発見、体系化する。支援先の起源や今あるリソースを足場に、「あるもの」から「ないもの」を生み出す一品イノベーションに多くの経営者ファンを持つ。変わるためのテコをあぶりだす「経営者オフサイト」、「『一品』で会社が変わるワークショップ」を主催。著書に『一品で会社を変える』(東洋経済新報社)、『30 代でチームのリーダーになったら最初に読む本』(同社)など
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