11カ条の「アマネク社員の約束」の中に示された「団結」という言葉が表わすもの
——人材として求める人物像を教えてください。
清水 「アマネク社員の約束」を11カ条で作っているのですが、その中に出てくるのは「団結」という言葉です。ホテルは突出した1人が引っ張っていくビジネスではなく、チームワークで動かしていくビジネスです。ですから「自分だけよければいい」という考え方の人は必要ありません。
ホテルのパートナー企業の方々に対しても「値引きさせて、うちが儲かったからオーケー」という姿勢で仕事をすることは決してありません。パートナー企業も含めて、ホテルを創る1つのチームだと考えているからです。アマネクで働く人には、「利他」の精神が求められることになります。
——アマネクはどういう会社ですか。
清水 一言で言えば、「人柄のいい会社」だと思います。それはサービス業にとってとても重要な要素です。だからこそ私たちは「人柄のよさ」を標準化して、それを会社としてどのように評価するのかに関する仕組みづくりを推進しているのです。
「人柄のいい人」を明確な評価項目にして、その評価が高い人たちが上のポジションに進めば、「人柄のいい人」がさらに集まることになるはずです。その流れを人事評価制度に紐付けることで、「アマネク」がさらにしっかりとしたブランドとしてホテルマーケットに確立されていくと信じています。