決勝の課題食材は、準決勝に続いて「マイクロハーブ」と、口に入れた瞬間にとろけるような舌ざわりが魅力の和牛サーロイン「鳥取和牛オレイン55」、そして国産牛のタン、テール。これらを使って大皿プレート12 人分を制限時間3 時間で用意するという内容だ。審査員は、特別招聘審査員として「HAJIME」米田肇氏、「Nabeno-Ism」の渡辺雄一郎氏、さらにボキューズ・ドールJAPAN理事を務める辻調理師専門学校校長 辻芳樹氏、そして歴代の日本代表である7人のトップシェフが担当。審査は、味付け、プレゼンテーション、独創性、ソース、付け合わせなどからなる「試食審査」100 点と、仕事の進め方や食材の扱い方など、技術的な面を確認する「キッチン審査」20 点で行なわれた。
優勝を果たした戸枝忠孝氏。「ジョルジュ・ブラン」(3 ツ星)など海外の名店での修行を経て、08 年より軽井沢「ドメィヌ・ドゥ・ミクニ」でシェフに。2011年に「Restaurant TOEDA」を開店し、オーナーシェフを務める