一人旅のモチベーションと懸念するポイント
 
　半数以上（53%）が流行してきていると感じている一人旅だが、一人旅に行く理由は具体的にどのようなものだろうか。同社の調査によれば、一人旅の理由は「リラックス」や「探検」よりも、「じぶん時間」と強い関係性があることが分かった。
 
　一人旅へのモチベーションは年齢によって異なり、20 代の経験者は「1 人になりたいとき」、「自分にごほうびをあげたいとき」など内発的な動機が上の年代と比べて一人旅に出たいモチベーションとなっているようだ。また、30 代以上の旅行者は、「行きたい・見たいイベントがあるとき」や、「急きょ休みが取れたとき」など外発的な動機がモチベーションとなることが分かった。
 
　一方、一人旅に行かない理由やイメージを未経験者に聞くと、寂しさやつまらなさを心配する声や、安全面などを懸念する声が挙げられた。しかし、イメージに関しては、一度経験することによって大幅に一人旅が身近で手軽なものだと感じるようになることが分かった。また、経験者と未経験者では大きな意識の違いがありつつも、全体の77% が「一人旅は特別な人がすることではない」と感じていることも分かった。
 
 
スマホは使うがSNS は使わない
 
　84% の一人旅経験者が一人旅を「ごほうび」だと考えている一方で、旅行体験は自慢の対象ではないようだ。全体の80% は一人旅のとき、「SNS はできるだけつながず、自分の時間を大切にする」と回答している。ステータスとしての一人旅ではなく、あくまで自分の内面と向き合い一人の時間を贅沢に楽しむことが目的のようだ。
 
 
自分の好きなスタイルで旅行を
 
　Hotels.com 日本代表の井尻岳人は、次のように述べている。「世界最大級の宿泊予約サービスHotels.com は、お客さまに最適な宿泊施設を提供することで、好みのスタイルで旅を思い思いに楽しんでもらいたいと考えています。日本でも一人旅が流行し始めており、旅行の選択肢はさらに広がってきています。今回の調査によって、一人旅には寂しさや退屈さなどの心配ごとが存在することが分かりました。一方、仕事のストレスから逃れて自分自身と向き合うなど、私たちは一人旅がみなさまを元気 づけられると強く信じています」
 
 
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