欧米を中心に不動産・金融関係, 行政などのトップが一堂に会する、世界最大の国際不動産見本市投資会議であるMIPIM が、3 月中旬に南仏カンヌで開催された。各国の開発プロジェクトなどが展示される大型見本市会場に並行して、多岐にわたる大小500 近いコンファレンス、商談会、懇親会などが4 日間に渡り繰り広げられ、約2 万8000 人(うち日本人約100 人)が参加した。
30 年前にフランスの不動産業を対象に発足したMIPIM は、国際化が進むと共に近年は金融不動産業へと拡大、今年は総運用資産3 兆ユーロを動かす100 カ国5400 人の投資家らが参加。また、政治色も強まり、今年は政府高官や市長など世界各地から560 以上の行政機関が参加した。大型の開発プロジェクトはもちろん、パリやロンドン、イスタンブールやモスクワなどの市長らが自ら、積極的な都市セールスを行なった。
華やかな前夜祭
強気のロンドン・ブース
アコーのCEO セバスチャン・バジン氏