今回は多くの施設で正に今、対策を講じているであろう写真撮影についてお話ししていきたいと思います。
数年前までは撮影は集客に劇的な変化をもたらす要素でした。しかし昨今は「撮影しても増えない」現象が多発しています。誌面の力が弱くなった、エリアの平均来館数がそもそも減っている、強い競合が増えた等。
その要因を外的なものに結論付けることもできます。しかし事実としてSoZo が手掛ける撮影案件は劇的に集客をUPさせることができている。この違いは何なのか?
それは増える要素を戦略的に設計し、撮影内容に組み込めているか? にほかなりません。今回は代表的な3 つの極意をご紹介しましょう。
SoZo(株) 代表
あつみゆりか
〈プロフィール〉マイナビウエディング初代編集長。2 年で就任時の総来館予約数の5 倍へ育成。2015 年末に退社し、SoZo (株)を起業。日本初のブライダルWEB担当者「ウエディングWEB プランナー®」を育成する「集客創造スクール ウエディングWEBカレッジ」を創設。現在、東京校・大阪校にて第3 期生を募集中。
【極意その1】エリアのクラスタを正しく読み解く
ゼクシィが設定している8 つのクラスタ。多くの施設ではこれをキーに撮影を企画しています。そのときに重要なのは既に来ているクラスタを減らさずに、まだ十分来ていないクラスタも狙うこと。つまり撮影するクラスタを設定する初動が重要です。また多くのエリアで最も多い母数が存在しているために無視できないクラスタ「よくばり華子」。事実、多くの施設で「華子」を捉える撮影がしたい! というオーダーをいただきます。
一方で多くの施設でとらえるのが難解と嘆かれるクラスタでもあるのが「華子」であり注意が必要です。例えば「愛され姫子」のようにロマンティックな雰囲気やピンクを好む、という比較的単純な顧客像とは違い、「華子」はエリアによってかなり特性が変わります。「クラシック和子」の影響を受けて和婚要素が必須のエリアもあれば、「姫子」の影響を受けてロマンティックな雰囲気を好むエリアもある。また「フレンドリー笑子」の影響が強いエリアではゲスト込みのシーン撮影が必須になります。自社の属するエリアの「よくばり華子」を読み解くことは集客UP における第一歩です。