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136 岡村衡一郎  サービス・イノベーション-Part2 ~現場と本部が一体で進めるイノベーション~ 

136 部下を伸ばす保坂部長のアプローチ

【月刊HOTERES 2019年06月号】
2019年06月21日(金)
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変化に追われるリーダーのための実践的イノベーションメソッドとして、ホテル業の事例にとどまらず、多く企業変革の現場から生まれた「チェンジング・メソッド」として紹介していた48 種。そのPart 2 としてお届けする。

Profile
岡村衡一郎
(おかむら・こういちろう)

1971 年生まれ。亜細亜大学卒。㈱船井総合研究所を経て、2004 年㈱スコラ・コンサルト入社。120 社を超える企業変革を支える。「会社が変わるとは何か」、「人がイキイキ働くには何が必要なのか」を考え続け、「一品」という変革コンセプトを発見、体系化する。支援先の起源や今あるリソースを足場に、「あるもの」から「ないもの」を生み出す一品イノベーションに多くの経営者ファンを持つ。変わるためのテコをあぶりだす「経営者オフサイト」、「『一品』で会社が変わるワークショップ」を主催。著書に『一品で会社を変える』(東洋経済新報社)『30 代でチームのリーダーになったら最初に読む本』(同社)など

部下をまず尊重し、信じること
結果として成長に現れる

 
 保坂の部下たちは、社内で一番伸びると評判だ。10 の部門がある中で、彼が率いる部門のメンバーは、年齢や社歴に関係なく、確実に去年とは違う仕事にトライしていくのだ。
 
 ベテラン社員の野村さんは、保坂さんが新しい上司になる前は、正直マンネリに陥っていた、という。会社の方針にも納得できないまま、悶々とした日々を送っていたようだ。野村さんは、かつての主力商品、今はサブになってしまった商品を仕立てる職人でもあり、自分の腕を生かして表舞台に出られない状況を変えられなくてもやもや感を募らせていた。
 

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