“思い出の料理人”がNHK 報道番組で放映されていました。祖母が作ってくれた焼きもちや、夫と幼い子どもを残して他界した妻であり母の手料理など、懐かしい味とともにそのときの一家団らんの風景を思い起こしたいという願いを込めて思いで料理人に託すというものです。
料理人はかつてイタリアンのオーナーシェフとして経営していた女性。多忙な生活に疲れお店を止む無くたたんだという正真正銘の料理人。友人から祖母が作ってくれた“肉じゃが”を食べたいというリクエストに応え、その味を再現したところ、懐かしい味とともに自然と涙がこぼれてれくる姿を見て、“こんなに喜ばれるのであれば”と思い出料理人の道を切り開いていきました。今では全国からリクエストが届いているそうです。
第72回
“風の人”山下裕乃の「THE SHARE」
第72回 ホテルが追求している非日常は非日常にあらず ~一家団らん、祖母や母の味が非日常と感じられる時代に~
【月刊HOTERES 2019年05月号】
2019年05月17日(金)