出展者、来場者双方に
ビジネス拡大のチャンス
(一社)日本能率協会(JMA、中村正己会長)ほか、宿泊・飲食関連4団体が主催する「FOODEX JAPAN 2019(第44 回国際食品・飲料展)」は、“食”にかかわる最新情報の提供と、より良いサービスの提供を通じて、食品業界の更なる発展に貢献することを目的に、1976年から毎年行なわれ、今回で44 回目を迎える。
昨年は、世界83 カ国・地域から3466 社(国内1313 社/ 1458ブース、海外2153 / 2553 ブース)が4011 ブースを出展。
開場とともに熱く真剣な商談が繰り広げられ、来場登録者数は7 万2428 人だった。今年は過去最大の85カ国・地域から3500 社、4100 ブースが出展し、来場者数は8 万5000 人を見込んでいる。
来場対象を食品・飲料の購買担当者(フードサービス、小売、商社・卸、食品メーカー、ホテルなど)とし、ビジネスや商談を目的とした食品業界関係者向けの専門展示会となるため、業界関係者以外の一般の来場は不可。
各ホールで新企画が目白押し
日本をはじめ、世界の食の最先端の情報を発信する企画が展示やセミナー、イベントで発信する展示商談会「FOODEX JAPAN」。今回の見どころについて検証してみよう。
まず、今年の新企画や注目の企画を紹介する。3 月6 日・7 日の2日間、日本一のピッツァ職人を決める「ナポリピッツァ職人世界選手権(カプートカップ)」の日本大会 決勝戦(主催:日本ナポリピッツァ職人協会)が6 ホールで初開催される。
会期を通して食材や機器の紹介・展示、さらに、さまざまな実演および試食が実施される。
7 ホールでは、クラフトビールやご当地のクラフトサイダーを大々的に紹介する特別展示が初登場。国内外から集まる多彩なラインアップを一堂に見ることができるゾーンだ。
同じく7 ホールでは、SDGsの特設ゾーンを設置し、達成目標「1. 貧困をなくそう」、「2. 飢餓をゼロに」に取り組んでいるスタートアップの販路開拓を応援する。
前回大好評だった「MEAT STAGE」が「MEAT WORLD」にパワーアップして8 ホールに登場。世界の食肉の最新トレンドとともに、国内から食肉の未来を提案する。
海外からは、英国、オーストラリア、EUが出展。国内からは昆虫食、代替肉、精進料理などが展示される。
9 ホールのトレンドステージでは、3 月5日に「ジェラートマエストロコンテスト」を実施。「大好きな人に食べさせたいチョコを使ったジェラート」をテーマに10 人の精鋭マエストロが腕を競う。
また、6日には「地方創生フォーラム」が同じくトレンドステージで行なわれ、外食業界が“今”取り組むべき課題を解説する。
さらに3 月6 日から8 日までは、「外食フォーラム」を開催。人手不足や採用難、多様な食文化への対応、キャッシュレスをテーマに開催される。
そのほかにも「リテイルフォーラム」などが行なわれる。