12 月は、振替休日により土日祝日数が1日多い曜日まわりのなか、各種キャンペーンや季節商品の訴求などが奏功したところが多かったFF に牽引され、売上は102.1%と28 か月連続して前年を上回った。
業態別では、ファーストフード(FF)業態の全体の売上が103.7%と前年を上回った。「洋風」は、各社まちまちであったが季節商品やクリスマスのチキンの販売の好調などで売上105.5%。
「和風」は、定食メニューの好調で客単価上昇、売上102.7%。「麺類」は、店舗数増で、売上102.0%。
「持ち帰り米飯・回転寿司」は、「回転寿司」でちょい飲み企画や年末需要が好調だったこともあったが、店舗数減で売上は99.9%。「その他」は、「アイスクリーム」がクリスマスセールの好調や暖冬傾向で伸び、売上104.1%となった。
ファミリーレストラン業態の全体売上は100.3%とわずかに前年を上回った。業種別では、「洋風」は高付加価値メニューの支持が一定程度続いているものの、一部携帯アプリのクーポン値引きもあり客単価が低下、客数の減少もあり売上は99.3%。
「和風」は、暖冬傾向により鍋など季節商品が振るわず、売上は98.9%。「中華」は、引き続きキャンペーンを行ったことや店舗数増などで売上は102.5%。「焼き肉」は年末需要などが堅調で、売上は103.8%と25 か月連続して売上は前年を上回った。
パブ・居酒屋業態では、近年の宴会の少人数化などもあり、忘年会需要が思ったほど伸びず、また金曜日が1 日少ない曜日まわりで前年を下回る結果となった。「パブ・ビアホール」は、宴会需要は弱かったものの、営業時間の繰り上げやハッピーアワーの強化などで売上は100.7%。「居酒屋」は、売上99.0%となった。
日本フードサービス協会
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