ラスベガス・サンズの会長兼CEO シェルドン・アデルソン氏
アジアンゲーミングパワー50は、マカオを拠点とするメディア会社Inside Asian Gaming(IAG)が、アジアのゲーミング業界で最も影響力のある人物を決める、毎年恒例のランキングである。2018年のランキングは、マカオのスタジオシティーでのガラディナーで発表された。
アデルソン氏は、2018年にゲーミング粗収益(GGR)で370億米ドルを得るなど、マカオを世界最大のゲーミングおよびエンターテインメントの場へと転換させることに重大な役割を果たしてきた。
ラスベガス・サンズの現地法人であるサンズ・チャイナは、マカオ初となる統合型リゾート「サンズ・マカオ」を2004年にオープンさせた。また、有名なコタイストリップもアデルソン氏の発案である。サンズ・チャイナはコタイストリップに、「ベネチアン・マカオ」「ザ・パリジャン・マカオ」「サンズコタイセントラル」「ザ・プラザマカオ」の4箇所の統合型リゾートを所有し、運営する。
ラスベガス・サンズも、日本政府が今後18カ月で許可することが決まっている統合型リゾート用ライセンス三つのうち1つを獲得するとされる、主な候補の1社だ。
アデルソン氏は2013年以来、IAGのアジアンゲーミングパワー50のランキングで毎年1位に輝いており、この年間ランキングが2008年に始まってから1位に選ばれたことのある、わずか4人のうちの1人。
しかし、2位のギャラクシー・エンターテインメント・グループの副会長フランシス・ルイ氏は、最終順位を決定するためにIAGが使用するランキングシステムを介し、その差を大幅に縮めた。ルイ氏は2位に選ばれ、メルコリゾーツの会長兼CEOであるローレンス・ホー氏が3位につけた。
サンズは、3人の取締役が2018年のランキングトップ10に選ばれており、その内訳は、サンズ・チャイナ代表取締役社長のウィルフレッド・ウォン博士が7位、ラスベガス・サンズ社長兼最高執行責任者(COO)のロブ・ゴールドスタイン氏が8位である。
2008年にIAGが初めて発行したアジアンゲーミングパワー50は、過去12カ月間でアジアのゲーミング業界において最も影響力のあった人物を取り上げる決定版ランキングとして、好評を博している。2018年はIAGがこのランキングを、正装のガラディナーで初めて発表した。
その夜には、業界の代表的人物、インフルエンサー、政府関係者を含む300人が出席した。
マカオメディア Inside Asian Gaming(IAG)
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