

当たり前の時代だからこそ
最高の一杯を提供したい
そんな贅を尽くしたホテルが全客室に採用したのが、「PIXIE CLIPS(ピクシークリップ)」にホワイトのデコレーションパネルを施した、スタイリッシュなマシンだ。支配人の大和俊二氏は、「洗練されたデザインと、幅約12cm というコンパクトさ、熟練のバリスタが淹れたようなクオリティのアロマとコクを兼ね備えており、客室にあるだけでグレードが上がると判断しました。客室にコーヒーマシンもあって当たり前の時代になりつつありますが、それならば最高の一杯を提供したいと思ったのです」と自信を見せる。また、使用済みカプセルをマシン内に溜めておけるコンテナがあり、ゲストの手間を取らない点や、カプセルをセットしてボタンを押し、約30 秒と短い時間で抽出できる素早さ、操作の簡単さも利点だった。
開業から取材時でまだ約1 ヵ月だが、アンケートでも「『NESPRESSO』が入っていて良かった」という感想が多数あるほど評判は上々。ホテルのメインターゲットである、子育てが一段落した、舌の肥えた世代のゲストからも喜ばれているという。ヴィヴァルト・ルンゴ・デカフェ、リニツィオ・ルンゴ、ヴォリュートと3 種のカプセルを常備しているため選ぶ楽しみがあることや、味わいのある清水焼のカップで提供することで、コーヒーシーンの付加価値を高めていることも支持される理由の一つだ。
大和氏は今後について、「京都らしさや季節感のある趣向をさらに盛り込み、設備、サービス全てにおいて最高のものを適正価格で提供し、リピーターを増やしたいと思っています。お客様に『また来るわね』『素敵なホテルでした』と言っていただけるホテルに成長していきたいですね」と意気込んだ。その言葉通り、これだけの設備と環境を備え、観光の中心地に居を備えながら、素泊まり客室単価1 万8000 円~は破格とも言える設定。今後、ますます多くのファンを獲得することになりそうだ。
京都の裏路地や小路に迷い込んだような、風情あるエントランス
【問い合わせ先】ネスレネスプレッソ株式会社
所在地=東京都品川区東五反田2-10-2 東五反田スクエア15 階
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