㈱ニューバリューフロンティア
代表取締役 髙宮孝一郎
〈PROFILE〉1980 年、香川県生まれ。2003 年株式会社プラン・ドゥ・シーに新卒入社。新プロジェクトの立ち上げに参画後、新規担当として年間120 組の婚礼施行、平均決定率68%という男性では異例の数字を獲得。年間MVPを最年少で獲得。また05 年、ブライダルマネージャーに最年少で着任し、08 年に本社経営管理部配属となる。09 年退社後、㈱ニューバリューフロンティアを立ち上げ、現在に至る。
撮影における競争戦略とは
今回は、撮影における競争戦略についてお話します。
年始のブライダル商戦に向け、集客を上げていく施策の一つとして「撮影」を予定している施設は、少なくないと思います。弊社にも、特に夏と冬の商戦前に撮影依頼が集中する傾向にあります。
どの施設からも相談されるのが、「来館を上げるためには、どんな写真を撮ればいいの?」「どんなコーディネートをすれば、来館が上がるの?」という、具体的な方法に関してのご相談がほとんどです。それと同時に、「前回、撮影したけど、集客が上がらなかった」という声も、多くの施設で聞こえてくるのも事実です。
撮影をしたけど来館が上がらないのは、キラーカットのアングル、コーディネートがトレンドから遅れていること、モデルがマーケットに受け入れられてないなどさまざまありますが、大切なモノであるにも関わらず、多くの施設で見過ごされたまま撮影を行なっていることに起因していると考えます。ここで重要なのは「競争戦略」です。競争戦略を持った撮影をどれくらいの施設が行なっているか? ということです。競争戦略とは、競合他社との「違いを作る」ということだと、前回もお話させていただきましたが、まさに「撮影」にも同じことが言えます。