ログイン
検索
  • TOP  > 
  • 記事一覧  > 
  • 北村剛史 新しい視点「ホテルの価値」向上理論 第178回「顧客ニーズと顧客の利用文脈との関係」
第12回 北村剛史 新しい視点「ホテルの価値」向上理論 

第178回「顧客ニーズと顧客の利用文脈との関係」

【月刊HOTERES 2015年07月号】
2015年07月09日(木)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 時間軸での体験コーディネートについては、以前ご紹介しましたがそもそもホテルや旅館の体験に心理的に備わる「文脈効果」を把握して利用する必要があります。繰り返しになりますが「文脈効果」とは、ある体験の前後の文脈がその体験の知覚や認知に深く影響を与える効果を言います。時間軸で適切な文脈があって初めて「今の体験」が理解しやすくなったり記憶にとどまりやすくなったりするのです。「文脈」があってさらに継ぎ目のないスムーズなサービス提供を「シームレス」に提供することで顧客の感情を揺さぶることができます。このように適切な「文脈」×「シームレスサービス」がホテルサービスの「シーンメイク」となるのです。
 
 時間軸で考えた場合に顧客の感じる体験価値を向上させるためには、このような適切な「文脈」を準備することと、「シームレス」なサービス提供を行なうことが重要な運営視点となるはずです。今回はそのような顧客が有するホテル滞在目的、つまり顧客が有する「文脈」の中で、具体的に宿泊施設における「大浴場」や「フィットネス」等の存在意義を考えてみたいと思います。

月刊HOTERES[ホテレス]最新号
2024年11月15日号
2024年11月15日号
本体6,600円(税込)
【特集】本誌独自調査 総売上高から見た日本のベスト100ホテル
【TOP RUNNER】
フォーシーズンズホテル大阪 総支配人 アレスター・マカルパイ…

■業界人必読ニュース

■アクセスランキング

  • 昨日
  • 1週間
  • 1ヶ月
CLOSE