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ケーススタディ 

第一ホテル東京シーフォート  お客さまにもホテルのイメージにもかなった分煙スペース

【月刊HOTERES 2018年06月号】
2018年06月22日(金)
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扉がなく、利用口がオープンになっていてもお客さまの反応は非常に好評だ

今回のケーススタディでは、扉のないスタイルがスタイリッシュだと評判の「スモークポイント」を設置している第一ホテル東京シーフォート・総支配人室営業企画広報チーフの塚野希実子さんにお話を伺う。
 
 さまざまな分煙設備設置の選択肢がある中、「スモークポイント」を選んだ理由は何だったのだろうか?「以前は分煙機のみの設置でなかなかにおいや煙に関し分煙を徹底できない状況にありました。お客さまからのご要望もあり本格的な分煙設備導入の検討をしていたところ、ご紹介があったこともあり、また設営場所の条件とも合ったことから2016 年末に導入に至りました」。設営についての条件ではどのようなところがポイントだったのかを聞いてみると「現在、宴会場のある3 階に設置しておりますが、ダクトを通すなどの工事が必要な設備だとなかなか喫煙室を設置する場所が難しかった点がまずありました。また広さという点でもあまり大きく取れない中で「スモークポイント」であれば簡単な工事で設置できますし、広さもあまり必要ないという点が導入決定に至った大きな要因です。

クリアな壁で仕切られている「スモークポイント」は広さもあまり必要なく簡単な工事で設置できる

 
 クリアな壁で仕切られているので私どもの施設の雰囲気にも非常になじみがよかったという点もあったように思います」。天王洲アイルのシーフォートスクエアに位置する本ホテルはまわりを東京湾に囲まれ、ダイニング階、ロビー階の両階にわたる大きなガラスで囲われた非常に開放的な空間になっている。いずれのフロアからも喫煙室は見える場所にあるのだが開放的な雰囲気も含め、雰囲気に非常によくマッチしている。後付けで設置した設備が空間イメージを邪魔しないというのもホテルにとっては利点だろう。ちなみに扉がなく、利用口がオープンになっている点を懸念する施設管理者もいるがお客さまの反応を聞くと非常に好評だという。「見ていただいてお分かりいただけたかと思いますが周辺はもちろんのこと、ブースの中も『ここで喫煙しているのか?』と思うほどにおいを感じませんし、たばこを吸わないお客さまからも好評いただいています。以前の分煙機の際は移動してほしい旨おっしゃられる方もいらっしゃったので、今の環境をご提供できるようになり私どもとしても導入してよかったと考えております」。利用率については「とても多いと思います。私どもは平日はビジネス、週末はファミリーのお客さまが多いのですがいずれのお客さまも多くご利用いただいておりますし、また海外のお客さまにも多くご利用いただいております」。将来的に喫煙室を増やす可能性はあるのだろうか? 「具体的にいつという計画はありませんが、検討事案として話は出ています。その場合は新たなスペースを設けることになると思われますが、その際も「スモークポイント」を設置できればと考えています」

第一ホテル東京シーフォート

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