働き方改革や業務の効率化がさまざまな業種や企業で実施されている。ホテル業界においても人手不足をおぎなうものとしてAI の導入も進められている。数年前ではサービス産業にAI 化は想像がつかないことであったが、サービス力アップのために欠かせないものとなりつつある。そこでホテルにかかわるリネンサプライに注目し、伝票のペーパーレスの実現や一元管理、売上予測、配送の効率化など、ホテル、リネンサプライヤー、配送業者ともに「三方よし」のクラウドロジスティクスシステム「デリサポ」を開発したのがデリバリーサポートシステム㈱だ。
デリバリーサポートシステム㈱
代表取締役社長 丸山智久氏
デリバリーサポートシステム(東京都北区、丸山智久社長)はサプライヤー業界向け、クラウドロジスティクスシステム「デリサポ」を開発。初期導入先としてリネンサプライ業界向けに提案している。
同システムはリネンサプライ会社と配送業者、ホテルを結ぶもの。さまざまな業種でAI 化やクラウド化による業務も効率化が進められている中で、リネンサプライ業界の大半は手書きの伝票でやり取りをしている。配送する運転手が手書きで伝票を記入、記入された伝票を持ち帰り事務員が入力している。伝票の入力ミスや不透明な在庫管理により在庫の過剰や不足が生じたり、会計ソフトへの伝票入力に人件費と時間を要している。“ICT のチカラを生かし、書類の山から解放されたムダのないスマートな社会を作りたい“という丸山智久社長の熱い思いから開発に至った。