人気が集中する日程の予約について
仮押さえやキャンセルが大幅に減少
「以前は事前決済のキャンセルに関する変更を手作業で行なう必要がありました。『JTB Book&Pay』はキャンセルの申し込みとシステムが連動していることから、導入後は変更に要するオペレーションが極めて簡素化されることがわかりました」とグランビスタ ホテル&リゾートの末岡俊氏は言う。
札幌グランドホテルでトライアルを実施。その高評価を受けて、チェーンの全施設への本格導入が実現した。さらに予約エンジンに依存しない決済手段「メールリンク決済」の機能も加わった。ホテルの公式ホームページを経由しない、電話、メール、OTA からの予約に対して、「JTB Book&Pay」を通じて決済URL をゲストにメールで送り事前決済してもらうこのサービスもまた、現場のオペレーションを大幅に進化させることになる。
それに伴い、一時期低迷していた自社サイトの予約比率は回復していった。現在の全売り上げにおける自社予約の構成比は、「JTB Book&Pay」の導入以前との比較で2倍以上まで拡大している。グランビスタ ホテル&リゾートでは、イベントなどで人気が集中する日程の予約についてクレジットカード決済限定とし、仮押さえや余計なキャンセルの大幅な減少につなげた。「JTBBook&Pay」の有効活用によって提供されるホテル独自のお得なプランはゲストからの評価も高く、会員顧客の満足度向上にもつながっている。
グランビスタ ホテル&リゾートの笹木和直氏は「販売戦略にもよりますが、需要が高い日は自社予約に絞り、レベニューを高くしたいと考えます」と言う。「自社サイト予約の比率を高め、クレジットカード決済によってキャンセル率を下げることにもつながる『JTBBook&Pay』は、そうした販売戦略に直結するツールとして活用できます」
間際のキャンセルやノーショウがあった場合も、取消料は「JTB Book&Pay」を通じて宿泊施設に振り込まれる。
手間のない精算業務を実現する
システムは生産性向上につながる
「グランビスタ ホテル&リゾートは2015 年11月、チェーン全体で宿泊約款を改正しました」と末岡氏は解説する。「取消料の見直しを図り、インターネットで客室を仮押さえする動きに対して以前より厳しい条件を設けました。クレジットカード決済というインフラを確立できていたからこそできた改正だったと思います」
ホテル業界は今、OTA のキャンセル率が50%を超えている状況だという。この問題に対処するために約款改正に踏み切ったわけだが、加えて「JTB Book&Pay」を活用することで自社サイトのキャンセル率は20%台に抑えられている。
JTB ビジネスイノベーターズの竹之内崇弘氏は「精算業務の手間を大幅に削減し生産性の向上を実現できることが、『JTB Book&Pay』の大きなメリットです」と強調する。宿泊業では数カ月先の予約を取ることになり、ゲストからの事前入金は前受金の処理を行なう必要が生じる。こうした経理部門の悩みを、「JTB Book&Pay」は宿泊日までの間、ゲストからの事前入金を一旦預かることで解決。施設側は宿泊のタイミングで売り上げ処理をすればいい。キャンセル時の返金や取消料の精算についても「JTB Book&Pay」によって行なわれ、確定した金額が施設に入金される。
インターネット時代において、客室の仮押さえからキャンセルという流れを抑える仕組みづくりは、宿泊施設が適正な利益を上げ、旅行者に十分な満足を与えられる環境の維持につながる。その面でも、「JTBBook&Pay」は大きな役割を果たしている。
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