左から株式会社JTB ビジネスイノベーターズ 宿泊ソリューション営業部 ソリューション営業ユニット リーダー 竹之内崇弘氏、ソリューション営業ユニット長 長津明氏、株式会社グランビスタ ホテル&リゾート セールス&マーケティング部 担当部長末岡俊氏、セールスマーケティング課 課長 笹木和直氏
グランビスタ ホテル&リゾートは、札幌グランドホテルを旗艦施設に、シティ、ビジネス、温泉旅館の各カテゴリーでホテルをチェーン展開、総合海洋レジャー施設、ゴルフ場、ハイウェイレストランの運営に加え、2018 年3 月には新ブランド「インターゲートホテルズ」の開業も控え、ホスピタリティグループとして更なる発展を目指す。宿泊業界が大きく成長している今、ホテル・旅館のシステム強化が特に重要な意味を持つようになった。その中で2012 年12 月に導入したJTB ビジネスイノベーターズのサービス「JTBBook&Pay」が、ホテルのオペレーションの合理化に大きく貢献している。
JTB 独自のビジネスモデルで
収益の向上につなげる
旅館業の許可を得ているホテル、旅館、簡易宿所に向けてJTB ビジネスイノベーターズが提供しているクレジットカード予約決済サービス「JTB Book&Pay」は、自社サイト予約の利益の最大化をサポートするシステムだ。宿泊者との契約を手配旅行契約とすることで実現したこのサービスは、特許取得済みのビジネスモデルであり、差別化されたソリューションとして現在約1600の宿泊施設に導入されている。
単純な事前決済サービスとは異なり、「JTB Book&Pay」では宿泊施設と宿泊ゲストの間の金銭のやり取りの部分をJTB ビジネスイノベーターズが間に入って担うことになる。それによって宿泊施設の生産性の向上、業務の軽減につなげることができるのである。
さらに、「JTB Book&Pay」はJTB がクレジットカード会社と一括で契約することにより、安価な決済手数料率が提供されることも大きな特徴となっている。VISA、マスターカード、JCB、アメックス、ダイナースクラブの5つのカードブランドが一律の料率で利用できる。手配旅行契約に伴う送客手数料も必要なくまさに良いとこ取りのサービスだ。
グランビスタ ホテル&リゾートが「JTB Book&Pay」を導入した背景には、ホテル業界におけるOTA 予約比率の伸長がある。OTA の勢いが拡大し、自社サイトの予約比率が低迷した時期があったのだ。その悩みを解決したのが、「JTB Book&Pay」だった。
「インバウンドの増加が顕著な中、生産性の向上を目指す宿泊施設のお役に立つサービスを提供しています」とJTB ビジネスイノベーターズの長津明氏は言う。