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第4 回 地域の魅力が満載! 首都圏アンテナショップ 

第4 回 福島県情報発信拠点「MIDETTE–ミデッテ–」

【月刊HOTERES 2018年02月号】
2018年02月16日(金)
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公益財団法人 福島県観光物産交流協会
日本橋ふくしま館「MIIDETTE」
副館長兼東京支所長
富田 潤也 氏

「ふくしまの今」を正しく伝え、 再びにぎわいある福島県となるように

 
▶施設の概要についてお聞かせください。
 東京・西葛西の「ふくしま市場」、八重洲南口の「福島県八重洲観光交流館」、二つの拠点を統合する形で14 年4 月に誕生しました。「見てね、来てみてね」というお誘いの気持ちを福島県の方言的に表現したショップ名「MIDETTE–ミデッテ–」を冠し、季節ごとの観光情報、食の安全・安心を確保する取り組みなど、復興に向かう「ふくしまの今」を発信しています。100坪近いショップの中には、販売、飲食・交流スペースのほかに、実演コーナーや4 席ほどのバーカウンターを設けています。
 
▶続いて施設の特徴を伺えますか。
 広い売り場には、常時2500 点近い商品が陳列されています。その中でも、日本酒のスペースが大きな割合を占めており、商品の数は400 ~ 500 点ほど用意。時々ホテルの方から、商品の有無についてご連絡をいただくこともあるほどです。酒蔵の方がお越しになって試飲会を実施することもあり、数のみならず、種類の多さや味の豊かさを通じ、改めて「米どころ、酒どころ」としての魅力を感じていただけるのではないでしょうか。
 
 催事コーナーとは別に、実演コーナーを設けていることも特徴の一つです。同時に二つのイベントを開催することで、集客や関心集めなどにおいて、相乗効果を期待することができます。ほかにも定住人口増に向けた案内も館内に用意しており、観光以外のさまざまな情報提供に対応しています。
 
▶首都圏の情報発信拠点としての役割と、情報発信に向けた取り組みについてお聞かせください。

 拠点としての役割の中で最も重要なことは、先述の中にもある、「ふくしまの今」を発信することです。震災をきっかけに、消費や食材に対する信頼が揺らいだ福島県。震災から6 年が経過し、風評被害も終焉を迎え、食品・食材における消費は回復しました。しかし観光は、震災前の7 ~ 8 割程度と言われており、以前のようなにぎわいを取り戻すため、観光客増に向けた取り組みが何より大切であると考えています。
 
 そして「応援買い」による復興支援活動が続く中、2009 年の後半以降、首都圏や関東近郊を中心に、企業からマルシェのような形で出店依頼が急増しています。私たちとしてもビジネスや広報活動の一環としてその需要に対応すべく、外販チームを設け、さまざまな企業や商業施設を訪問。商材を通じた、「ふくしまの今」を発信しています。百貨店などでは宮城・岩手・福島の3 県が合同で出店する機会もあり、今後も需要が続く限り注力していきたいと思います。
 
▶最後に一押しの商品や商材を教えてください。
 
 福島県は「米どころ、酒どころ」というお話をさせていただきましたが、日本酒の品質という点で、全体が高い評価を受けています。全国新酒鑑評会では2012年以降、5 年連続で金賞受賞数日本一に輝いていますし、日本酒の世界一を決める品評会「SAKE COMPETITION2015」では、純米大吟醸の部で「会津中将 純米大吟醸 特醸酒(鶴乃江酒造)」が一位に輝きました。ほかにもほまれ酒造や大七酒造、奥の松酒造など全国でも有名で、良質なお酒を作り出す酒造メーカーが多くありますので、それらの強みや魅力もしっかりと発信していきたいと思います。
 

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