外国人観光客も対象とした「産業」として発展させていく場合、「昭和の観光業」の考え方を捨て、観光には「多様性」が必要だという事実を受け入れる必要がある、という指摘も
これまで3 回にわたりデービット・アトキンソン氏が書いた『世界一訪れたい日本のつくりかた』からエッセンスを紹介してきた。4 回目の今回が最終回。彼が最も言いたいのは「日本には2400 万人もの外国人観光客がやってきているものの、彼らからそれほどおカネを落としてもらっていない」という事実。「富裕層」を迎え入れる体制の差が、そのまま1 人当たり国際観光収入の差になっているという現実が明らかになった。
本誌 松沢良治 ニュースな話&人物クローズアップ
外国人が心底失望する「日本のホテル事情」④
【月刊HOTERES 2018年02月号】
2018年02月16日(金)