ハウステンボスは、7月17日に開業する「変なホテル~変わり続けることを約束するホテル~」における客室用端末および館内電話として、Windowsタブレットとクラウドベースの統合コミュニケーションサービスを採用する。日本マイクロソフトが6月22日に発表した。
以下、日本マイクロソフトのリリースは次のとおり。
日本マイクロソフト株式会社(本社:東京都港区、代表執行役 社長:樋口 泰行)は、ハウステンボス株式会社(本社:長崎県佐世保市、以下 ハウステンボス)が、2015年7月17日(金)に開業するローコストホテル「変なホテル~変わり続けることを約束するホテル~」(所在地:長崎県佐世保市ハウステンボス町、以下 変なホテル)の客室用端末および館内電話として、Windows タブレットと、クラウドベースの統合コミュニケーションサービス「Skype for Business Online」が採用されたことを発表します。
「変なホテル」では、宿泊者の滞在時の快適性と世界最高水準の生産性を両立させた、全く新しいローコストホテルの実現を目指して、自動化による人件費の削減や、省エネルギー化などに取り組んでいます。客室においても、過剰なサービスやアメニティを排除し、快適に泊まるために必要最低限の設備を検討する中で、宿泊者向けに従来 客室内に用意していた、ホテルの施設/設備/サービス等をまとめた紙の案内冊子の情報や、照明の調整機能、館内の電話機能などを、タブレット1台に集約することで、宿泊者がタッチ操作で簡単に、情報の参照や、照明の調整、電話などをできるようにしたいと考えました。ハウステンボスでは複数プラットフォームの端末を比較検討した結果、既存システムとの親和性、今後の拡張性などを高く評価して、Windows タブレットと Skype for Business Online を採用しました。変なホテルでは、今回の採用により下記を実現しています。
直感的に操作できる Windows タブレットを利用することで、宿泊者が短時間で必要な情報にアクセスできるようになりました。また、タブレットの操作用インターフェースとして、株式会社マーベリック(本社:東京都江東区、代表取締役:秋葉 卓也)が、専用の Windows アプリを開発・実装したことで、コンテンツの差し替えや追加なども、コストを抑えつつ、容易かつ迅速にできるようになりました。今後も、室温の調整など様々な機能を追加していく予定です。
Windows タブレットに搭載された、Skype for Business Online を館内電話として利用することで、宿泊者がホテルやハウステンボスの情報を参照しながら、1、2回のタッチ操作だけでフロントデスクなどに電話をかけられるようになったほか、クラウドサービスを利用することから、PBXを導入する場合と比較すると、システム導入費用を 20 分の 1 程度に削減できました。
ハウステンボスでは、2015年7月17日(金)に開業する第1期 72室に加えて、2016年2月開業予定の第2期 72室の全144室で Windows タブレットと Skype for Business Online を使った本システムを導入するほか、今後 マイクロソフトの機械学習クラウドサービス「Microsoft Azure Machine Learning」を利用した、照明やロボット掃除機等の最適な自動運用なども検討しています。日本マイクロソフトでは、今後も「変なホテル」の ITパートナーとして、同ホテルの変化と進化を、最新テクノロジで支援していきます。
■ ハウステンボス株式会社 事業開発室 室長 早坂 昌彦 氏のコメント:
変なホテルは「変わり続けることを約束するホテル」をコンセプトにしていますので、今後もお客様のご要望に合わせて柔軟に進化していくことができる、Windows プラットフォームの拡張性や柔軟性に魅力を感じ、Windows タブレットと Skype for Business Online を採用することにしました。快適で楽しみももたらす「究極の生産性」を追い求めている、変なホテルに最適なシステムとして、お客様に利用いただけることを大変楽しみにしております。